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インターンinside

2019/9/4

インターンinside

部長級に密着できる「BOSSのカバン持ち」

情報管理の観点などから、現場にインターンの学生を入れにくい保険業界で、現場体験型のインターンを提供しているのが、あいおいニッセイ同和損害保険だ。「BOSSのカバン持ち」は2019年2月に開催したプログラムで、部長級などのマネジメント層に1日に密着できる。このプログラムも、マイナビのアワードで優秀賞を受賞した。

5日間のうち3日目と4日目に現場に行くのだが、その前のビジネスマナーの練習から実践的だ。かしこまった電話が苦手な学生の練習の場として、このインターンではカバン持ちとして同行する部長に前日に電話をいれ、翌日の予定を確認するところから始まる。現場に同行する日には、部長級のBOSSと一緒に顧客先企業を訪問したり、一緒に社内の会議に参加したりできるという。

インターンでは、学生に近い立場である若手社員を担当者にあてる企業が多い。ところが、学生は部長などマネジメントに近い人にも会ってみたいと考えているようだ。同社人事部採用グループの河原結乃さんは「マネジメント層に密着できる点が学生に評価されたようだ」と話す。

2011年度にインターンを開始したころは、機密情報を扱う業種なだけに、社内の理解を得にくかったという。しかし、インターンに参加した学生が入社し、入社後もミスマッチを感じることなく働いていたことから、「社内の理解が徐々に進んだ」(河原さん)という。

インターンでの現場体験が、就職後のミスマッチを減らす効果が出ている好例だろう。

いわゆる長期休みに実施するインターンはワンデーが中心で、現場体験がしっかりできるインターンは、決して多数派ではない。エントリーしても参加できないことも多いだろう。しかし、旭建設管理部の西田文子さんは「インターンは短期間でも会社説明会とは違う。長期インターンが無理でも、いろいろなインターンに参加して仕事に対する責任ややりがいも実感してほしい」と話している。

(津田春佳 藤原仁美)

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