会社探してインターン活動も 自由な校風の早大学院倉富佑也・ココン社長(下)

公約には修学旅行の復活も入れました。実は、早大学院には修学旅行がありません。その昔、修学旅行先で生徒が不祥事を起こし、それ以降、行われなくなったということです。それで、いつのころからか、修学旅行の復活は、中央幹事長選の立候補者が必ず公約に入れなければならない約束事になっていたのです。

入念な戦略が功を奏して当選し、修学旅行を除いて公約もすべて実現しました。ただ、後になって失敗だったなと思ったのは、食堂のメニューの値段を下げたことです。原因は定かではないですが、価格を下げたことも影響してか、業者が撤退してしまい、別の業者が入った結果、1年で値段が元に戻ってしまいました。

高3の時、インターンをした。

「授業をサボって行った堀場雅夫氏の講演会で絶対に経営者になろうと決めました」と話す

高3の時、スマートフォンのアプリを制作する会社で約半年間、インターンをしました。自分で会社を探し、「高校生ですが時間があるので働かせてください」と連絡したところ、すぐに採用してもらえました。アプリの企画を考え、それを文書にまとめて提案するという仕事で、出社の必要がなかったため、学校で授業中や昼休みにパソコンを立ち上げて企画書を書いていました。

余談ですが、2013年2月にココンを立ち上げた時、最初のお客さんがそのインターンをしていた会社でした。創業最初の月は8営業日で2万円の売り上げでしたが、その2万円は高校時代にお世話になった会社からいただいたものです。

また高3の時、経営者を目指すモチベーションが一気に高まった出来事がありました。父親から誕生日プレゼントは何が欲しいか聞かれたので、「日経トップリーダー」という経営者向けの雑誌を購読したいと答えたら、年間購読契約をしてくれました。確か2万5000円ぐらいだったと思います。購読者には雑誌主催の講演会に無料で参加できる特典があり、その特典を使って、堀場製作所創業者の堀場雅夫氏の講演を聞きに行きました。

講演は平日昼間でしたので、学校を途中で抜け出し、学ランのまま講演会場に向かいました。早大学院には、生徒が授業を無断欠席しても気にしない先生も結構いました。先生の中にも、掛け持ちしている早稲田大学の仕事が忙しくなった時に、よく授業を無断で休む先生が何人かいました。ですから、授業をサボるのは大した問題ではありませんでした。

今こそ始める学び特集
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら
今こそ始める学び特集
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら