ビリギャルが再び学ぶ理由 「大切な人を守れるよう」ビリギャルが今伝えたいこと(最終回)

2019/9/3

昔は担任の先生ですら私の話なんて聞いてくれなかった。でもいまは違う。ビリギャルのおかげで、私の話がたくさんの後輩たちに届くんだ。だったらもっと、より多くの後輩たちに、より響く言葉を届けたい。人の言葉との出会いは、人生を変えるんだ。私がそうだったように。

そして今回初めて、「自分の世界を変えるため」じゃなくて、「だれかのために」勉強したいと思った。ビリギャルとしての経験談だけじゃなくて、もっとロジカルに、頭の固いおじさんたちでも納得させられるように、理論で経験談を支えたいの。そうすれば、一方的に伝えるだけじゃなくて、なにかを「変える」ことがちょっとだけ可能になるかもしれない。もちろん一人じゃ無理だから、同じことを感じて変えたいと思っている人たちと力を合わせて。

いつも学生にお話しするとき、こんな話をしてる。「あんたたちひとりが生きていく分には、たいして勉強しなくても、いいと思うよ。畑を耕せる力と知恵があれば、自給自足で生きていけるかもしれないし(やったことないからわかんないけど)。でもね、仮に、一生一緒にいたいなーって思える大好きな人に出会って、その人と結婚したとするよね。そんでこどもが生まれる。ひとりじゃなにもできない、生きていけない赤ちゃんに、ごはんもたべさせてあげなくちゃいけない、服も着させてあげなくちゃいけない、熱が出たりして異変を感じたら病院に連れて行って検査しないといけないし、自分が死んじゃった後でも生きていけるようにその子にも知恵とか知識をつけさせてあげなくちゃいけない。だからなんでも代わりにやってあげるだけでもだめなんだ、って感じて悩んだりね。

深いね、子育てって本当に難しいんだと思うわ。つまり、このとき、あなたたちには「守りたいもの」ができたってことになる。勉強すること、学ぶことは、「守りたいものを守る力」になる。私はまだこどもがいないけど、私のお母さんを見てきてこう思う。たぶん、自分の命に代えてでも守りたい、と思うものなんだと思う。まだ感じたことない感情がきっと、「親」という生き物には芽生えるもんなんだと思う。そんなときに、勉強してきたことや学んだこと、知識や知恵が役に立つ。だから、私たちは自分のためにいま、勉強してんじゃない。守りたいものができたときに、しっかり守れるように備えてるんだ。

勉強はだれかのために、するものなんだと思うんだよね。学生たちは、誰も寝ずに、真剣に聞いてくれる。そして後日講演した学校からお礼状が届く。「さやかさんのお話をきいてから、生徒たちが真剣に勉強するようになった」「平均点が、上がりました」と。

学生参加型コミュニティ 登録受付中
メールマガジン登録
Mirai アーカイブズ
学生参加型コミュニティ 登録受付中
メールマガジン登録
Mirai アーカイブズ