超軽量、リクライニング付き… アウトドアチェア6選
折り畳んで持ち運びできるアウトドアチェア。300グラムを切るような軽量コンパクトなものから、ラグジュアリーなものまで製品の幅は広い。運動会などの行事からキャンプまで活用もさまざま。様々なシーンで使えるアウトドアチェアを、目的別、シチュエーション別に紹介する。
アウトドアチェアの代名詞
チェアワン
http://www.helinox.jp/menu126/contents253
重量:890g(スタッフバッグ込み重量960g)
組み立てサイズ:52×50×66cm(幅×奥行き×高さ)
収納サイズ:35×10×12cm
座面高:35cm
キャンプやフェス会場などでよく見かけるのがヘリノックス。アウトドアチェアの代名詞的存在だ。ラグジュアリーなモデルから軽量モデルまで様々なバリエーションがあるが、基本モデルとなるのが「チェアワン」(税別1万500円)だ。
収納性と快適性のバランスがよいだけでなく豊富なオプションも魅力だ。砂地などでシートの沈み込みを防ぐ「グラウンドシート」(税別3000円)や、冬季に座面の保温力を向上させる「シートウォーマー」(税別8000円)、ロッキングチェアとして使用できるパーツ「ロッキングフット ONE」(税別5800円)などチェアワンをコアシステムにして季節や場所、使用シーンに合わせた形状で使える。
収納バッグも付いてリーズナブル
ラウンジチェアtypeII(グリーン)
https://www.captainstag.net/goods_M-3889.html
重量:約2.3kg
組み立てサイズ:82×51×80cm
収納サイズ:14×14×84cm
耐荷重:80kg
座面高:36cm
運動会など、よりカジュアルな場面でよく見かけるのがキャプテンスタッグの「ラウンジチェアtypeII」(税別3000円)だ。同社の定番品で、多くのアウトドアショップ、ホームセンターなどで入手することができる。収納バッグも付いて価格がお手ごろなのも魅力。ドリンクホルダーが付いたtypeIIになってより便利になった。
軽くてたたむとペタンコになる
PATATTO180
https://www.solcion.jp/product/patatto180.php
重量:290g
組み立てサイズ:31.5×19×21cm
収納サイズ:37.5×3×24.5cm
座面高:18cm
折りたたみチェアの多くは重量が1キロを超えるがソルシオンの「PATATTO180」(税込み1598円)は、ポリプロピレン製で290グラムと軽量だ。組み立てると座面高18センチのイスに、たたむとB4サイズ程度の大きさでペタンコになる。長時間体を預けるには物足りないが、行列などで、さっと取り出してすぐしまえるというお手軽さがポイントだ。お出かけバッグに常に忍ばせておきたいアイテムだ。
座面の高さと収納時のコンパクトさによって7種類のバリエーションがある。カラーバリエーションも豊富なので、目的や好みに応じて選べるのもうれしい。
極上の座り心地と安眠できるリクライニング
インフィニティチェア
https://ec.coleman.co.jp/item/IS00060N07429.html
重量:約8.8kg
組み立てサイズ:約92×69×110cm(通常時)、約166×69×76cm(リクライニング最大時)
座面高:約50cm(通常時)
収納サイズ:約15×69×90cm
コールマンの「インフィニティチェア」(税込み9798円)は、フルリクライニングできる大きなシートと8.8キロという重量でアウトドアチェアの中でも異彩を放っている。
オートキャンプなどクルマで移動するキャンプであれば、この重さや大きさもそれほど問題にならない面もある。座面が広くゆったりと座れる椅子は、快適さという点でアドバンテージがある。
椅子として標準的なポジションからフルリクライニングまで、好みの角度を座ったままで無段階に調整、固定できるのもポイント。最もリラックスできるポジションで、ゆったりとした時間を過ごせるのはキャンプ体験をワンランク上級なものにしてくれるだろう。座面はメッシュ素材となっているので、蒸れにくく風が通り抜けたときに爽やかさを感じる。
キャンプだけでなく、ベランダやウッドデッキで使用するのも良いだろう。
ソファのようにゆったり座れるロースタイルチェア
ローチェア30
https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja/キャンプ/テーブル・チェア/ローチェア30-カーキ/p/14609
重量:3.6kg
組み立てサイズ:58×65×86cm
収納サイズ:16×18×101cm
スノーピークの「ローチェア30」(税別1万6000円)は、座面高30cmのリラクゼーションチェアだ。中央収束式により、コンパクトな収納を実現するほか、絶妙な長さの背もたれと相まって、包み込むような座り心地を実現する。3.6キロと少々重量はかさむが、その分安定性に貢献している。実際に座ってみると、体重を預けた際のたわみなどが少なく安心して身をまかせられる。アウトドアチェアのスタイルだが、自宅のソファでくつろぐような座り心地を味わえる。
キャンプだけでなく、ウッドデッキやリビングで使えそうなデザインや質感も、他人に差をつけたい人向けだ。
持ち運びやすいロッキングチェア
MHロッキングチェア
重量:7.75kg
組み立てサイズ:63x92x103cm
座面高:前方50cm、後方37cm
収納サイズ:103x20x21cm
ロッキングチェアは、暖炉の前でゆったりくつろぐイメージの安楽椅子。キャンプではたき火を前にゆったり気分で贅沢な時間を味わいたい人向けにぴったりなのだが、高額だったり、かさばって持ち運びに難があったりするのが課題だった。
クオルツの「MHロッキングチェア」(税込み7538円)は、一般的なキャンプ用チェアのように折りたためるロッキングチェア。7.75kgと重量面ではそれなりになってしまうものの、収納性が良く価格もリーズナブルなので、複数そろえるのも負担が少ない。
(ライター 戸津弘貴)
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