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ライフスタイル

猫と私の暮らしかた パートナー選びも意気投合!

日経ARIA

2019/8/15

■「人」ではなく「猫」の家族として大切にしたい

「以前飼っていた猫の最期で、すごく悔いが残っていることがあります。急性腎盂炎(じんうえん)になって、病院で『もう駄目かも』という時に、家に連れて帰ることを選びました。でも、金曜の夜に帰って日曜の朝に死ぬまでずっと苦しみ続けていたんですね。こんなにつらい思いをさせるなら、どうして安楽死を選んであげなかったんだろうか、と何度も考えました。

猫たちが病気になったらもちろんできる治療はしたいし、トイレ代とご飯代、医療費だけは困らないようにしてあげたい。だけど、治らなくてつらい思いをしているとき、そこは逆に人間ではないのだから、楽にしてあげることも考える余地を持とうと。家族だけど、『人』ではなく『猫』の家族。そう夫と話し合っています」

<お気に入りの時間>

夜は3匹それぞれが決まった場所で寝る。奥村さんのベッドの上はペトロくんの指定席
窓際のソファで読書をしていると、自然と猫たちが近くに寄ってくる。猫と人、お互い付かず離れずの距離感が心地いい(ちなみに後ろの本棚は奥村さんのお手製!)

■自意識が引き起こすモヤモヤは素通りしたほうが幸せ

夢中で遊んでいたと思ったら、そんなことは3秒で忘れてぷいっとどこかに行ってしまったり、コロッと寝てしまったり。三者三様、自由気ままに過ごす猫たちから、奥村さんはネガティブな感情を素通りする力を教わっているかもしれない、と話します。

「仕事での『あの人から認められていない』とか『こんなに一生懸命やってきたのに』みたいなモヤモヤって、多くが自意識や自負からくるもの。そういうことって人と一緒に暮らしていてもありますよね。昔はそれを相手にぶつけていましたけど、最近はひたすら洗い物をして、汚れと一緒にみんな流しちゃう。だから今の夫とはけんかすることがありません。

自分の中で過剰な何かが作用しているときの感情は素通りしていいはずのものだし、そのほうがきっと幸せ。何にもとらわれず、注がれる愛情だけにひたむきな猫たちを見て、今も日々『素通り力』を修行中です」

■ペトロくんのごちそう【生しいたけ】



クールなペトロくんが「ペトペト、ほら~」という奥村さんの呼び声に反応して夢中で飛びついたのは、なんと生のしいたけ。すき焼きの残りを盗み食いしたのが最初でした。「今まで猫をたくさん飼ってきましたけど、しいたけ好きの猫なんて初めてです」。他にもイチゴやゆでたブロッコリーも大好きなんだとか。この日はペトロくんにつられて、なぜかゴンゴンくんまでしいたけに吸い寄せられる初めての現象が!

(取材・文 谷口絵美=日経ARIA編集部、写真 鈴木愛子)

[日経ARIA 2019年3月26日付の掲載記事を基に再構成]

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