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「いい子」の殻破った熊高野球部 花まる学習会代表 高浜正伸・花まる学習会代表(上)

2019/8/5

高浜正伸・花まる学習会代表

生きる力を育む教育で知られる花まる学習会(さいたま市)は、国内12都府県に360教室を展開し、会員数は約2万人。思考力を重視し「野外体験」も実施するなど、偏差値一辺倒の教育とは一線を画し、支持を集めている。代表を務める高浜正伸氏(60)は中学まで学年トップの優等生だったが、どこか違和感があった。その後、旧制中学からの長い歴史を誇る名門、県立熊本高校に進学。野球部の先輩から刺激を受けて「いい子」の殻を破って以来、「やりたいこと」を追求し続け、幸せを感じられるようになったという。

野球漬けの生活で鍛えられた。

ちばあきおさんの「キャプテン」という野球漫画があって、主人公が父親と近所の神社で特訓をするんです。父親が作ったバズーカ砲のようなものを受けて「ウゥー」って倒れるんですけど、「やめるか?」と言われると「父ちゃん…もう1球」って。これがほんと最高で。高校で野球部に入ったきっかけはこれです。

それから、野球部の練習が一番苦しそうだったんですね。入学後に各部をまわり、中学時代にやっていたバレーボールも見に行きましたが、和気あいあいとしている。一方、野球部は必死でやっている感じでした。どうせなら苦しい方がいいよな、と。今思えば、なかなか見どころのある若者ですね(笑)。軽くできちゃうことが嫌だったんですよね。自分が伸びるのを感じられる方が楽しい。周囲からは「野球部に入ると浪人するよ」などと反対され、逆に燃えたというのもありますね。

当時、秋になると部員は2年生7人、1年生2人しかいなかったから、未経験者なのに最初から試合に出られました。そのときの先輩たちが超かっこよくて。たった9人しかいませんでしたが、先輩が3年生になったとき、将来プロになるような他校の選手たち相手に県大会でベスト8まで勝ち進みました。

とにかく野球、野球、野球――という生活。中学時代は勉強ばかりでしたが、熊高で本当にやりたいものができて、熱中しました。おかげで、1年生のときには6分を超えていた1500メートルのタイムが、3年生になると4分台まで縮みました。身体の鍛え方も全部教わって球も速くなり、リリーフですが3年の4月でピッチャーになった。成長を感じられ、やりがいがありました。

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