米コーチ「LINEで顧客一人ひとりのアドバイザー」コーチ社長兼CEO ジョシュア・シュルマン氏に聞く

日本のリクエストをベースに開発されたメトロポリタン トートバッグ 99,360円

「インスタグラムなどSNS(交流サイト)に掲載している商品に顧客が関心を持った場合は、その画像を送ってもらい、販売員が探して返信する。これまで顧客の情報源はウェブ上の画像に限られていたが、これからは日本のファッション情報源としてSNSの存在を無視できない」

「販売員からは購入履歴などを基にしたさまざまな情報をより的確に個別に提供できる。ラグジュアリー企業としても学ぶ部分が大きい」

――日本における店舗のイノベーションはどうですか。

「コラボレーション戦略と連携したポップアップ展開を進める。モデルの水原希子さんとのコラボレーションは反響を呼んだ。第2弾を商品化する計画だ。メンズコレクションでもコラボレーションを準備している。サプライズにしたいので詳細はまだ明かせないが」

ベルトバッグで職場をカジュアルに Signature Rivington Belt Bag 7 48,600円
ミレニアル世代を意識したスニーカー C143 TWO STRAPS  48,600円

■ファッション性の高いバックパックなど展開

「コーチのグローバル売上高の中でメンズビジネスは約2割だが、日本市場はもっと大きい。アジア地域では職場のカジュアル化が進み成長が期待できる。よりファッション性の高いバックパックやベルトバッグ、スニーカー、ジャケットなどを展開する。もちろんこれまでの仕事用のバッグやブリーフケース、財布などの革小物も日本にとって重要だ」

――デジタル広告の位置付けは。

「日本市場の特徴は、他の地域と異なりファッション雑誌といった昔ながらの媒体の存在感が大きいことだ。メディアごとにバランス良く検討するというスタンスだ。ただ世界におけるファションビジネスで共通しているのはデジタル化が情報源、交流などの面で拡大するという点だ」

ファッション性の高いバックバックやベルトバッグ、スニーカー、ジャケットなどを展開する

――最近のコーチの業績はどうですか。

「2019年3月期第3四半期の純売上高は9億6500万ドル(約1042億円)で前年同期比1%増。日本を含む非北米地域とeコマースが貢献した。グローバルの既存店の売り上げは6四半期連続で増収だった」

(聞き手は松本治人)

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