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ランドセルどこに置く 小学生の我が子と学ぶ片づけ方

日経DUAL

2019/7/17

■子ども部屋は本当に必要か?

小学生になると自分の部屋を持つ子も増えると思いますが、このタイミングで子ども部屋が必要かどうかは、一概には言えないと思います。僕がよく見るのは、子ども部屋をつくっても結局リビングにいることがほとんどで、部屋はただの荷物置き場になっているというお宅。昔は4畳半、6畳などの小さな部屋がある家が多かったのですが、最近は部屋の壁をとっぱらって、広めでオープンな間取りにする家が増えています。

そうした住宅事情の中で、子ども部屋は必須というわけではないと思うんです。例えば、思春期になって個室が欲しいと言い始めたらそのときに考えればいいし、逆に中高生になっても子ども部屋を持たずにリビングで勉強しているお子さんもたくさんいます。

これは余談になりますが、今、僕はリビング学習の研究をしています。「学力が高い子はリビング学習派」という説を聞いたことがありませんか? その説が本当なのかどうかを確かめたくて、編集者の方にお願いし、実際に100人の東大生にアンケートを取ってみたんです。すると、100人中なんと76人がリビング学習派という結果が出ました。

個室に籠もりきった環境じゃなくても、しっかりした学習はできるんだなと実感することができました。小学生になったから急に個室で勉強できるかと言えば、まだまだ難しいと思います。それなら、リビングに勉強できるスペースを設けたほうがいいのかもしれません。

■小学生の親の一番の悩みは「ランドセル収納」

子ども部屋をつくるかつくらないかは、それぞれのご家庭の考え方や環境にもよると思いますが、いずれにせよ勉強道具やランドセルなど子どもの荷物を入れる棚は必要になってきます。

例えば、小学生のお子さんがいるご家庭で一番の悩みは、ランドセル収納。帰ってきたら床にポーンと投げっ放しで、ちゃんと片づけてくれないという話をよく聞きます。なぜそうなるのかといえば、子どもにとっていちいちランドセルを片づけるのは面倒な行為だから。家に帰って、わざわざ部屋に片づけに行き、またリビングに戻って遊ぶ。戸建だと子ども部屋は2階でリビングが1階ということもありますから、階段を上って片づけに行かなくてはいけませんよね。

また、ランドセルが重過ぎるのも原因の一つです。ランドセルの重さは平均7キロというデータもあり、大人でも重いのに小学生が毎日のように背負うなんて大変なことです。肩コリや腰痛を訴える小学生も増えている中で、こんな重いモノをわざわざ片づけに行くのは確かにしんどいと思います。


それなら、ポーンと放り投げる場所の近くにランドセル収納をつくって、子どもの動作をできるだけ減らせばいいのではないでしょうか。ランドセルをしまう方法としては、フックにかける、箱の中にしまう、置くなどの動作がありますが、子どもにとって一番楽なのは「置く」こと。置く場所も高さのある棚の上ではなく、床から近いところにさっと置けて出し入れも楽な仕組みをつくる。さらにランドセル置き場の上には教科書やノートがしまえて、その上に時間割を貼る。これなら子どもは一歩も動かずに、学校の準備ができますよね。

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