老後の余裕に2000万円ほしい 年金目減りシナリオも知って得するお金のギモン

日経ウーマン

2019/7/11
最悪のシナリオも考えて公的年金の不足分にはしっかり備える(写真はイメージ=PIXTA)
最悪のシナリオも考えて公的年金の不足分にはしっかり備える(写真はイメージ=PIXTA)
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入社5年目のA美さんとB代さんは、ニュースで「老後資金は2000万円必要」と見てビックリ。2人とも貯蓄はまだ100万円ほど。これでも節約してためたお金です。「2000万円なんて無理!」「だいたい年金はいくらもらえるの?」と不安に。今回は話題の公的年金についてご説明しましょう。

公的年金とは、日本に住むほぼ全員が加入する国民年金と、会社員や公務員がさらに同時に加入する厚生年金の2つ。A美さんとB代さんは会社員なので、国民年金と厚生年金に加入(いわゆる2階建て)。老後にもらえる老齢年金は、国民年金からの「老齢基礎年金」と厚生年金からの「老齢厚生年金」です。

老齢年金の受給開始は65歳からで(男性は昭和36年、女性は昭和41年、いずれも4月2日以降生まれの場合)、自分の年金の見込み額は、「ねんきん定期便」で確認できます。ねんきん定期便は毎年の誕生月に届く、自分の年金情報が記載されたお知らせです。

50歳未満の人は、まず「これまでの加入実績に応じた年金額」の欄を見ましょう。A美さんの老齢基礎年金は年8万1260円、老齢厚生年金は年5万4810円と記載され、合計13万6070円でした。「これだけ?」と思うかもしれませんが、これは「既に納付した保険料で計算した額」。A美さんはまだ保険料を5年未満しか納付しておらず、今後も納付し続ければ年金額も増えていきます。

最終的に年間でもらえる年金額は、次の計算でざっくり把握できます。老齢基礎年金の増加額は「1625円×被保険者期間の残り月数(原則60歳まで)」。老齢厚生年金の増加額は「年収(賞与込み)÷12×0.005481×被保険者期間の残り月数(人によるが、会社の定年までなど)」。この2つを先ほどの13万6070円に足せば、それが将来受け取れる年金額の目安になります。

イラスト/いいあい