パソコンやスマホの周辺機器や便利グッズ、すべて3000円以内でも購入可能だ。ただ格安品だけに、「本当に使えるの?」と心配する人も多いはず。そこで日経PC21編集部で、これらの格安製品を実際に購入。本気で使ってみて、評価しました。購入時の参考にしてください。今日はまずスマホ関連グッズから。
●【ワイヤレスイヤホン】TN(Turbine)Bluetoothイヤホン

ブルートゥース接続のイヤホンは数あれど、周囲の騒音を低減できる「ノイズキャンセリング」機能を搭載した格安品はほとんどない。Bluedio製のネックバンドモデルは、2000円台前半ながらこの機能を搭載しているのが驚きだ。
ノイズキャンセリングは、右耳側のリモコンでオンオフできる。半信半疑で試してみたところ、電車などの低い騒音が抑えられ、確かな効果が感じられた。ただし、人間の話し声のような帯域にはほとんど効かない。このあたりは上級機と明らかに差がある。


充電は汎用性の高いUSBタイプC経由で、ノイズキャンセリング使用時でも9時間持つというのは立派だ。音質は低域が強めでややこもり気味だが、価格を考えれば及第点。作りも価格なりではあるものの、ノイズキャンセリング付きのイヤホンを体験してみたい人にお薦めだ。
●【ワイヤレスイヤホン】Figfly T1 Bluetoothイヤホン

ブルートゥースイヤホンは高額なイメージがあるが、メーカーにこだわらなければ、格安の製品もある。今回はアマゾンで見つけた999円の製品「Figfly T1」を購入してみた。果たして実力のほどはどうなのだろうか?
付属品は保証カード、充電用のマイクロUSBケーブル、3サイズのイヤーピースと一通りそろっている。リモコンでは再生、停止、前後曲の切り替え、音量調整などに加え、電話の受話の操作ができる。充電はリモコン部のマイクロUSB端子経由で行う。


気になる音質は実用的で、999円ながら十分に音楽を楽しめるレベルだった。しかし耐久性に難があり、今回購入した製品は、試用中にリモコン部が破損してしまった。
はめこみ式なので簡単に直せるとはいえ、満員電車の中などで壊れないことを願うばかりだ。この点さえ我慢できるのであれば購入してもよい。
●【ブルートゥーススピーカー】堅果スピーカー

スマホのスピーカーは必要最低限の性能しか備えてなく、音質が貧弱なことが多い。そこで今回は、アマゾンで見つけた激安ブルートゥーススピーカーで音質の改善を図ってみた。
購入価格が1000円ということもあり、質感には正直期待していなかった。しかし、本体に木材を使用しており、なかなか高級感がある。デザインも悪くない。


充電用のマイクロUSBケーブルと、説明書も付属する。説明書は中国語/英語表記で、日本語の表記はないが、ボタンは1つしかなく、操作は難しくない。ボタンの長押しで電源が入り、自動的にペアリングモードに移行する。あとはスマホのブルートゥース設定で機器を選べば、接続は完了する。
気になる音質も合格点だ。周囲に広がるような響きで、スマホの内蔵スピーカーよりもかなりいい。1000円という価格を考えれば大満足だ。