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向井理さん 「わた定」上司で演じた責任感と受容力

2019/7/5

吉高由里子さん主演のドラマ『わたし、定時で帰ります。(わた定)』(TBS系)が好評のうちに最終回を迎えました。ドラマは朱野帰子さんの同名シリーズ小説が原作です。吉高さんが演じる主人公の東山結衣は、ウェブ制作会社「ネットヒーローズ」に勤務する絶対に残業しないと心に決めている会社員。定時に退社するために効率よく仕事を進め、自分の考えだけを他人に押しつけたりもせず、仲間たちからも信頼を得つつ、無理のないスタンスで仕事と向き合っていきます。

■2人の対照的な上司たち

そんな結衣の上司として登場するのが、向井理さん演じる結衣の元婚約者でもあった副部長の種田晃太郎と、ユースケ・サンタマリアさんが演じる部下たちを振り回し続ける部長の福永清次です。この2人は、対照的な上司の存在として、ずっと描かれていました。

(イラスト:川崎タカオ)

視聴者からの評判が良かった上司は、種田副部長です。ネット上でも、「種田さん、ほんとにカッコいい。向井さんの当たり役!」「向井理みたいな上司がいたらいろいろうまくいきそう」などの声が上がっていました。種田副部長は、会社内でもかなり有能なスキルを誇り、かつ、さりげない優しさで部下や後輩のフォローに回るなど、チーム内でも圧倒的な信頼を得ている存在です。

この信頼度の高い種田副部長というキャラクターについては、演じた向井さん自身も、リアルサウンドのインタビューで、「晃太郎は、人に押し付けないところがいいですよね。自分は自分の仕事、自分の仕事が終わったら、滞っている仕事……って淡々と取り組んでいく」と、種田副部長という人物像について評価しています。

さらにこのインタビューで、向井さんは「キャラが立ってる役柄のほうが演じるのは難しくなくて。むしろ今回のようないわゆる『普通の人』という役のほうが苦労しますね」とも語っていました。向井さんにとっては、演じるのが難しい役柄だったようですが、視聴者からは「はまり役」という声が数多く上がるほど、イメージにぴったり合っていました。

一方、信用に値しない上司として描かれていたのが、福永部長です。福永部長は、部下たち全員から反対されるなか、自身の立場を良くするためには、赤字必至な案件を通すような管理職。

第9話では、仲間たちにサービス残業を促しているのが福永部長であることを知った結衣が、そのことについて、福永部長に問いただす場面がありました。それに対し、福永部長は「みんな自主的にやりたいって言ってくれてる」とのらりくらりとかわします。 

結衣が「都合のいいことを言って、みんなを振り回すのはやめてください。そうやって味方を得たって、本当の信頼は得られないんじゃないですか?」と詰め寄ると、福永部長は「信頼?それって大事?」と、悪びれることのない強い視線で結衣をみつめ返す場面がありました。これに対し、ネット上では、「ユースケにイラつく。ユースケの演技はすごい」「こういう上司は多い」など、視聴者が自身の経験とを照らし合わせながら福永部長の態度と行動に不満を抱いているコメントが並んでいました。

■いかに信頼される上司になるか

このような種田副部長と福永部長の対照的な描かれ方、そしてそれを見た視聴者の反応を見ると、仕事での関係性を築く上で重要なキーワードは、やはり「信頼」であることがわかります。種田副部長には、チームや組織のために、部下や仲間たちからの依頼や思いを絶対に裏切らないであろうという圧倒的な信頼感があり、一方の福永部長には、過去の経験から独特の仕事観が生まれてしまった背景があるとはいえ、自分の得になるかならないかで物事を判断し、部下をそのための道具として扱うようなブラックぶりが漂っています。どちらの下で仕事をしたいかと言えば、当然のことながら種田副部長タイプでしょう。

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