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グルメ・トラベル

和菓子と日本酒は意外にマッチ 異色のペアリング体験

2019/7/3

「和菓子 薫風」では和菓子と日本酒のペアリングを楽しむことができる

料理の一皿一皿にあわせてソムリエが最適と考える酒を組み合わせるペアリングがブームを呼んでいます。そんな中、和菓子と日本酒のペアリングを楽しませるユニークな企画を開いているのが「和菓子 薫風」(東京・千駄木)。日本酒のお供といえば、塩辛のように塩味の利いた珍味、あるいは発酵食品のチーズなどが定番ですが、実は和菓子とも合うそうなのです。そこで薫風のペアリング・コースを体験してきました。

「和菓子 薫風」の店主つくださちこさん(左)と日本酒セレクト担当の酒店「いまでや」の白土暁子さん

千駄木駅から徒歩3分のところにある「和菓子 薫風」は、杉玉が飾ってある落ち着いたたたずまいの外観。店内に入ると10坪ほどのスペースに看板商品であるどら焼き、白羊羹(ようかん)などがディスプレーされています。そしてその脇には日本酒の瓶がずらりと並べられ、和菓子を日本酒と楽しむことを提案している店だとすぐにわかります。

店主つくださんが一人で切り盛りしており、日本酒とお菓子のペアリングや、和菓子の持ち帰り販売などをしながら、季節の和菓子教室や和菓子と日本酒を楽しむ会など毎月イベントも開催。他に百貨店の各種イベントなどでも期間限定で和菓子を販売しています。

今回は月に1回開催される和菓子と日本酒をコース仕立てで味わう「マリアージュの会」に潜入。オリジナル和菓子5種に日本酒5種をペアリングさせたコース8500円(税込み)が基本ですが、和菓子3種と日本酒3種の5500円(税込み)という月もたまにあります。いずれも毎月限定5席のプレミアムシートで、特に女性に大人気。このため毎月連続での参加はできないことになっています。

筆者が参加した5月のイベントも5人全員が女性でした。和菓子好きもいれば、日本酒好きもいて、それぞれが和菓子と日本酒のペアリングは初体験なので興味津々。最初につくださんが登場し、「5月は山菜や豆類、青菜野菜などの苦味が取れてきておいしくなる時期。またサンショウやショウガ、スパイスなど、薬膳では気を発散させると言われる食材なども出回って、生命力があふれ出す時期です」と季節の説明をしてくれます。仕事帰りの女性たちは、自然界に思いを巡らせ、気分が落ち着いてリセットされ、別世界に誘われていきます。

■バラの香りに包まれたぜんざいと日本酒のマリアージュ

1品目は香り豊かなバラの寒天ぜんざい。ワイン酵母使用の日本酒と

1品目は「薔薇の寒天善哉(ぜんざい)」。東京・世田谷で無農薬栽培されたバラを砂糖シロップにつけて寒天にのせたぜんざい。食べた後の吐息まで染まるようなバラの香りにたっぷり包まれながら、食感が楽しい白キクラゲと大納言つぶあんをいただきます。甘すぎず、上品な味わい。それに合わせる日本酒は、同じように香りが華やかな「鳳凰美田 Wine Cell 純米吟醸 無濾過 本生」(栃木・小林酒造)。

日本ソムリエ協会公認ワインアドバイザーでもある、酒店「いまでや」の白土暁子さんが日本酒をセレクト。白土さんによると、「ワイナリーから分けてもらった酵母で醸した日本酒なので、ワインのような酸味を感じる」とのこと。確かに酒の独特の香りはバラとも似ていて、少し甘酸っぱいので無ろ過生原酒だけれども重くないのです。和菓子だけれど軽くて甘すぎず、日本酒とも合います! ペアリングの新しい可能性を感じながら2品目に突入!

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