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タイのチェンマイで体験 働きくつろぐワーケーション

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NIKKEI STYLE

日本から飛行機で約5時間40分のバンコクから約1時間で到着するタイ第2の都市チェンマイ。自然に恵まれたランナー王朝の古都、クラフトや雑貨、タイ北部料理と観光資源も豊富だが、今、チェンマイがアピールしているのが「ワーケーション」としての旅先だ。

ワーケ―ションとは、2000年代にアメリカで生まれた「ワーク」と「バケーション」を合わせた造語で「旅先でリフレッシュしながら仕事をする」こと。ノマドやリモートワークなどが注目される昨今、日本でも注目の働き方で、和歌山県や日本航空(JAL)が導入。タイのチェンマイは、「ワーケーション」の場として利用が増えるのではと企業視察などを誘致している。

タイは、30日まで観光目的でビザ無しで滞在できる。チェンマイは、費用が割安、治安がよく暮らしやすい、自然や史跡などに恵まれているということから日本人のロングステイ先としてもともと人気があった地だ。チェンマイ観光局では、長期滞在の予算の目安として、食費・滞在費・交通費などのトータル月平均を2万6000バーツ(約9万円)と算出している。

今回、ワーケ―ション視察で滞在した「カンタリー・ヒルズ・チェンマイ」はチェンマイ大学やニマンへミン通りにも近く、歩いて行ける範囲にショッピングセンターやレストラン、カフェがそろう便利な立地で、広々した部屋には簡単な調理道具もそろえたキッチン設備も備わっていた。

チェンマイワーケーション事情

フリーWi-Fi(ワイファイ)が普及しているチェンマイでは、街角のインターネットカフェやホテルなどでちょっと仕事をこなすという人もいる。だが、最近、タイ人はじめ欧米人中心に外国人にも利用者が増えてきたのが、コワーキングスペース(共用オフィス)だ。

こうしたコワーキングスペースのメリットは、冷房の効いた快適な環境でWi-Fi がつながる、デスクワークができるスペースがあり集中して仕事に取り組める、簡単なドリンクもあって共用スペースやイベントで情報交換もできるなど。

チェンマイに今30軒ほどあるというコワーキングプレイスの中で「ザ・ブリック」と「パンスペース」の2カ所を見学した。

2年前にできた「ザ・ブリック」は、24時間オープンだが、その時限りのウォークインは1日(午前9時~午後6時)で250バーツ(約870円)。専用ロッカーもあり、拠点としての使い方もできそうだ。 

「パンスペース」は、6年前にチェンマイで最初のコワーキングスペースとしてオープンし、欧米からの利用者が9割だという。60人まで利用ができ、外では大樹が緑陰をつくり、シリアルやヘルシーなランチなどを出すカフェもあって、気持ちよく過ごせる。

中は、仕事をしながら情報交換などコミュニーケーションを広げたい人用のスペースと 静かに仕事に集中したい人用のスペースに2分されている。プログラマー、デザイナー、それにオンラインマーケティングなどに従事する人の利用が多く、週に1回開かれるメンバーイベントが情報交換の場にもなっているようだ。利用料はウォークインが1日289バーツ(約1003円)1カ月3899バーツ(約1万3530円)。

ユネスコから表彰された歴史的な場所でワーケーションができそうなのが、チェンマイ国際空港から車で約25分の場所にある「Kaomai Estate 1955」。「カオマイ・ランナー・リゾート」の一部だが、元はタバコの葉を乾燥させるための工場だった建物が並ぶ。タバコの葉を干すための天井の高い建物は、一部はミュージアムとして保存し、その他はホテルやレストラン、カフェとして運用。歴史的な建物を保存しながらもデザイン性の高いリノベ―ションにより生かしている点を評価されて、2018年にユネスコ賞を授与されている。とてもスタイリッシュなデザインのカフェや36室のホテルは、クリエイティブなアイデアが湧きそう。

リフレッシュに、タイの国技である格闘技ムエタイを体験できるのが「ザ・キャンプムエタイリゾート&アカデミー」で、4つのリングに22本のヘビーバッグを備えた滞在型トレーニング施設だ。チェンマイ国際空港や市内から車で約15分。90分間の集中ムエタイトレーニングは1レッスンで700バーツ(約2430円)。オーナーは、元ニューヨークで金融マンだったという日本人。すでに世界36カ国からゲストが訪れたという。

意外と簡単にできるタイ料理にチャレンジしてみるのはどうだろう。「ルアン・ラダー」は、1人に1台の卓上コンロがずらり並び、30人まで対応できるタイ料理クラスを提供。トムヤムクンやパッタイなどポピュラーなタイ料理をつくって、そのままランチとして食べる。料金は4品+デザートのクラスで1000バーツ(約3470円)。1人から対応可能だが要予約。

また、敬虔(けいけん)な仏教徒が多いタイでは、瞑想体験や仏教クラスのある寺院も。歴代の王の遺灰を納める白い仏塔が美しい「ワット・スアン・ドーク」では、仏教大学も併設しており、御堂での瞑想体験も開催している。1日体験のみなら御堂の入場料が20バーツ(約70円)と心付けの寄付で体験ができる。

ワーケーションの意義には、体験からクリエーティブな発想のヒントを得るというのもある。チェンマイでは、滞在しやすさに加えてタイの文化体験も魅力的に思えた。

※料金1バーツ=3.47円で計算

小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスに。東京と米国・ポートランドのデュアルライフを送りながら、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。

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