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経済司法と会計監査の闇を突く 会計のプロの気迫 八重洲ブックセンター本店

2019/6/21

会計の適正性と特捜検察のあり方を考える上で、日産ゴーン事件は重要な意味を持つというのが著者の見立てだ。国際世論を意識せざるを得ない裁判で、どのように進み、どんな判決が出るのか。それが特捜検察の存在意義や組織文化にどのような変化をもたらすのか。会計のプロとして経済司法に当事者や関係者として関わってきた著者の視点は、個別の企業経営にとどまらない事件の側面を我々に教えてくれる。

「ビジネススキルや心構えを説くビジネス書が最近の売れ筋。こうした本が関心を持たれているのはちょっと珍しい」とビジネス書を担当する本店マネジャーの川原敏治さんは話す。

■店頭では今も『FACTFULNESS』に強さ

それでは先週のベスト5を見ていこう。

(1)挑戦と進化の経営北尾吉孝著(幻冬舎)
(2)企業存続のために知っておいてほしいこと池森賢二著(PHP研究所)
(3)お金を貯める守る増やす超正解30井澤江美著(東洋経済新報社)
(4)あらゆるストレスが消えていく50の神習慣矢作直樹著(ワニブックス)
(5)FACTFULNESSH・ロスリングほか著(日経BP)

(八重洲ブックセンター本店、2019年6月9~15日)

1位は、SBIグループを率いる北尾氏の著書。創立20年を迎える同グループの軌跡を振り返るとともに経営理念や戦略を自ら語っている。2位は化粧品のファンケル創業者が語った社員へのメッセージをまとめた本だ。3位は人気のファイナンシャルプランナーによる資産形成の指南書。医師で東大名誉教授の著者がストレスなく暮らす習慣について語った本が4位に入った。5位は息の長いベストセラーの『FACTFULNESS』。店頭での販売では、いまだ事実上の1位だという。今回紹介した『会計と犯罪』は7位だった。

(水柿武志)

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