石津祥介のおしゃれ放談

「メガネ、化粧感覚で楽しむ」流行はセルからメタルへ 印象を変えるメガネ(下)

2019/6/21

「軽量でアクティブなスポーツタイプのサングラスが多くなりました」と話す石津祥介さん(東京都港区のアイヴァン7285トウキョウ)

昨今のメガネ人気を支えているのは時計や小物が好きな男性たちだ。だて眼鏡をするタレントが目立っていることもあり、視力に関係なく愛用する人が増えた。アイヴァン7285トウキョウ(東京・港)の店長、牧野弘生さんによれば、ひところ人気だったセルフレームに代わり、いま需要が高まっているのはメタルフレームだという。最近のトレンドの動向を掘り下げながら、服飾評論家の石津祥介さんとメガネ談議に花を咲かせた。

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■だて眼鏡派も2割、ファッション小物として楽しむ

――だて眼鏡をかける人が増えていますが、こちらのお店ではどのくらいの比率ですか。

牧野「ひところより落ち着き、現在はお客さま全体の2割程度がだて眼鏡です。一時期はタレントさんの影響もあって非常に多かったですよ。ファッション小物として使いたいという人が増えました。メガネをかけることで、顔の印象を大きく変えることができますから」

石津「おしゃれな人だけでなく、一般的にもメガネはアクセサリーの一つになっています。化粧と一緒。自分の素顔から一歩進んで眉毛をかいたり、アイラインをいれる感覚でしょう」

――最近のトレンドは。

牧野「服の流行ほど移り変わりは激しくありませんが、セルフレームが一巡し、次のフレームとして浮上しているのがメタルフレームです。洋服がどんどんシンプルになっているのと同じで、感度が高い人は好きですよね」

レンズとレンズをつなぐ橋「ブリッジ」が2本あるツーブリッジ。個性的なデザインでこれまではサングラスが多かったのだが、メガネでも登場するように

――メタルの需要が増えて何が変わりましたか。

牧野「デザインの品ぞろえの幅が広がりました。シンプルな縁なしのリムレスというタイプも売れています。昔はメガネをかけること自体がマイナスイメージだったので、縁なしは『目立たない』という理由ではやりました。その後、今度は目立つプラスチック製フレームが流行しましたが、最近は縁なしが新鮮に映るようで再び人気となっています。こちらの商品はツーポイントフレーム。レンズに穴をあけて2カ所で留めるというタイプです。シンプルな分、金具のパーツが生きてきます」

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