今、大ブームのタピオカドリンク。「ゴンチャ」や「THE ALLEY」など台湾ティー専門店は、タピオカドリンクを求めて毎日多くの人が列を作っている。タピオカドリンクは紅茶ベースのミルクティーが定番だが、近ごろはビールやエナジードリンクなどと組み合わせたり、プリンやお菓子のオレオなどと一緒に味わえたりするユニークなタピオカドリンクが続々登場。進化している変わり種タピオカドリンクを紹介しよう。
東京・神奈川に4店舗を展開しているビアカフェ「iBEER LE SUN PALM(アイビアー・ルサンパーム)」では、2019年2月からタピオカにビールを合わせた「タピオカ・ザ・ネクスト タピオカビール」を販売している。

種類は4種類。ブラックタピオカにビールとレモンゼリーを合わせているのは全種共通。違いはフルーツシロップだ。イチゴシロップ・パインシロップ・キウイシロップのほか、フルーツシロップなしも選べる。
一番人気はイチゴシロップをプラスした「タピオカ・ザ・ネクスト ストロベリービール」。ドリンクの色こそビールだが、グラス下部にタピオカがゴロゴロ入っていたり、タピオカドリンク定番の極太のストローがささっていたり、見た目もユニーク。テーブルに運ばれてきた瞬間から会話も弾みそうだ。
飲んでみるとビールの苦みの中に、ちゃんとタピオカのもちもちとした食感と甘さが感じられ、新感覚の味わい。甘酸っぱいイチゴシロップやレモンゼリーが、味や食感のアクセントになっている。デザート風の仕上がりなので、普段ビールを飲まない女性にも好まれそうだ。

「女性に人気のタピオカドリンクと、ビールにレモン炭酸飲料をプラスしたカクテル『パナシェ』を組み合わせたら新感覚のドリンクができるのではと思い、開発しました。レモンゼリーがビールとタピオカのつなぎ役になって、デザートドリンク感覚で楽しめるようにしています」と同店を運営するサザビーリーグ アイビーカンパニー広報課の遠藤左保子さん。注文は20~30代前半の女性が多いが、面白そうだと興味を持ち注文する男性もいるそうだ。
ビールとソーダをテーマにした店なので、ビールのかわりにソーダでも楽しめる。アルコールが飲めない人もアルコール好きな人も一緒に同じメニューを楽しめるのがうれしい。