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データ駆動型経済はどう動くか 専門家が見取り図示す リブロ汐留シオサイト店

2019/6/14

この領域が動き出すことによってデジタル革命は「飛翔期」を迎え、いまから20年後、2040年ごろに真のデジタル社会が到来すると予測する。こうした大きな流れを見渡した上で、すでに始まっている先駆的な試みを事例とともに紹介、製造業やサービス業に起こる変化だけでなく、医療・ヘルスケアや農業、地方創生などで起こるビジネス変革の様相も描き出す。

変革のキープレーヤーになるにはどのような視点が必要で、どのような思考法を用いるべきか、組織としてはどんな対応が望まれるかなどにも踏み込んで未来図を提示しているのも本書の特徴だ。日本のビジネス界やビジネスパーソンへの著者の期待もにじむ。

「4月の発売以来、ずっとよく売れている。いろいろな会社の人が幅広く買っているようだ」と店長の三浦健さんは話す。データ・ドリブン・エコノミーという大きな視点がIT企業以外のビジネスパーソンにも関心を持たれているようだ。

■5位に米中IT巨大企業の分析本

それでは、先週のベスト5を見ておこう。

(1)プレゼン資料のデザイン図鑑前田鎌利著(ダイヤモンド社)
(2)父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。ヤニス・バルファキス著(ダイヤモンド社)
(3)面白くならない企画はひとつもない高崎卓馬著(宣伝会議)
(4)直観と論理をつなぐ思考法佐宗邦威著(ダイヤモンド社)
(5)GAFA×BATH田中道昭著(日本経済新聞出版社)

(リブロ汐留シオサイト店、2019年6月2~8日)

1位はプレゼンテーションの実例スライド集。5月に訪れたときも1位で、見てまねればいいという手軽さが好評なようだ。2~4位はこれまでに本欄で取り上げた本が並んだ。企画や思考法をめぐる本を抑えて、経済の本質をわかりやすく語った本が2位に入った。5位は、米中のIT巨大企業をアマゾンとアリババという具合に似た業態同士の2社をそれぞれ比較し、各社の企業戦略を浮き彫りにした本。今回紹介した『データ・ドリブン・エコノミー』は6位だった。

(水柿武志)

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