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なやみのとびら、著名人が解決!

夜更かし癖が直りません 女優、美村里江さん

NIKKEIプラス1

2019/6/20

女優、エッセイスト。埼玉県出身。2003年、ドラマ「ビギナー」で主演デビュー。現在公開中の映画「パラレルワールド・ラブストーリー」に出演。読書好きでも知られる。著書に「文集」など。

夜更かし癖が直りません。ぼんやりテレビを見たり、スマートフォンを触ったりしています。早く眠ると体が楽だとわかっていますが、やめられないのです。(京都府・30代・女性)

まずはテレビ番組の制作側として、「いつもありがとうございます」。今後とも、余裕のある日は是非、ご視聴ください(笑)。

さて、スマホは難敵でしょうね。以前もこのコラムで書いたことがありますが、私はスマホの(主にゲームアプリなどの)魅力が恐ろしく、現在もガラケーです。仕事に差し支えるので我慢しておりますが、夢中になっている人も多く見かけます。きっと楽しいんでしょうね。

でも相談者さんのお悩みでは、「漫然と」という印象。癖になっておられるだけでしょうか。かつてはネット病というものもあったそうです。相談者さんは、体の楽さなど早く眠ることのメリットをはっきり感じられているので、少しのきっかけがあれば大丈夫だと思います。

現代人は「頭働きすぎ」「体動かさなすぎ」と断言してもいいと思います。パソコン作業や複雑な人間関係などで、脳は常にフル回転の興奮状態。それに対して体は筋肉の運動が少なく、停滞気味(デスクワークは特に)。これでは、眠れなくて当然かなと。

テレビやスマホが見たくても、いや応なく眠ってしまうほど、体を疲れさせてみるのはどうですか。激しい運動はできない身体の事情がある場合でも、ストレッチなどの簡単な有酸素運動をするだけで違いますよ。役者業はほどよく頭も体も使いますが、作品によっては運動量が足りないので、私も別でトレーニングなどに行っております。

どうしても運動が嫌、という場合は頭のマッサージもオススメです。稼働したがっている頭を、とにかく眠る方向へ導きましょう。お仕事が忙しく「自分だけの時間」を欲している可能性もあります。これには薄く長い「ぼんやりタイム」でなく、短くても濃い「お楽しみタイム」を確保する方法が効果的だそうです。自分の脳が何に満足するのか、探してみてください。

ところで相談者さんは、本は読まれますか? テレビとスマホを例に出しているので、あまり読まれないのかなと想像しました。もしそうでしたら、少し雑学の本を読むと効果があるかもしれません。それをきっかけに本好きになってくだされば、それはそれで素敵(すてき)です。ハードカバーの装丁が素敵な本、何か落ち着く内容のものをベッドサイドにいかがでしょうか。

あなたの悩みをサイトにお寄せください。サイト「なやみのとびら」(https://www2.entryform.jp/tobira/)から投稿できます。

[NIKKEIプラス1 2019年6月15日付]

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