【前頭筋と眼輪筋ほぐし】目元のたるみ額のシワ改善!
まぶたの上がもったりと、たるんだりむくんでいると、年齢よりも上に見えるもの。「目元のたるみは、眉毛を引き上げたり、目を見開いたりする働きを持つ前頭筋が凝っているから」と山口院長。「特に凝りやすい額や生え際、眉の上をほぐすだけで、目のまわりのもたつきが取れ、目がパッチリ。額のシワも予防できる」(山口院長)。
眼輪筋のある目尻の凝りもほぐせば、目尻も引き上がる。肌に負担をかけないよう、クリームやオイルなどを塗って行おう。

【まぶたの上にアプローチ】
(1)額の中央の上半分に人さし指と中指の第2関節を当て、圧をかけながら眉尻まで押し流す。10回繰り返したら下半分も行う。反対側も同様に。(2)髪の生え際の中央に親指以外の第二関節を当て、上下に小刻みに揺すりながら、こめかみまで移動。10回行う。反対側も同様に。(3)人さし指と中指の第二関節を、眉毛を挟むように眉頭に当て、強めに圧をかけながら眉尻まですべらせる。10回行い、反対側も同様に。(4)目尻と、目尻から指1本分のこめかみをそれぞれ親指の関節で、軽くこぶしを揺すりながら10秒ぐりぐり刺激する。反対側も同様に。
(1)額の中央の上半分に人さし指と中指の第2関節を当て、圧をかけながら眉尻まで押し流す。10回繰り返したら下半分も行う。反対側も同様に。(2)髪の生え際の中央に親指以外の第二関節を当て、上下に小刻みに揺すりながら、こめかみまで移動。10回行う。反対側も同様に。(3)人さし指と中指の第二関節を、眉毛を挟むように眉頭に当て、強めに圧をかけながら眉尻まですべらせる。10回行い、反対側も同様に。(4)目尻と、目尻から指1本分のこめかみをそれぞれ親指の関節で、軽くこぶしを揺すりながら10秒ぐりぐり刺激する。反対側も同様に。
【咬筋(こうきん)と外側翼突筋ほぐし】あごがシャープに!だ液分泌も促進
むくみを取っても、あごから頬までのフェイスラインがだぶついているのなら、顎関節まわりの筋肉をほぐそう。
「あごを動かす筋肉の咬筋と外側翼突筋を刺激してほぐすともたつきが取れる。特に外側翼突筋は顔の血流やだ液の分泌の促進などにも関わっている。ここを柔軟に保つことが、美容や口腔(こうくう)内の健康維持に不可欠」(山口院長)
最初は片側ずつ行おう。慣れてきたら両手で左右同時に行えば時短になる。

【頬まわりにアプローチ】
(1)もみあげのくぼみから、エラに向かって親指以外の第二関節を当てる。上下に小刻みに揺すりながら10秒ぐりぐり。反対側も同様に。(2)あごの骨の上に親指以外の第二関節を当てる。左右に小刻みに揺すりながら10秒ぐりぐり。反対側も同様に。(3)口を開けたときにくぼむ箇所を親指の関節でぐーっと押しながら、口を開けたり閉めたりする。10回繰り返す。反対側も同様に。
(1)もみあげのくぼみから、エラに向かって親指以外の第二関節を当てる。上下に小刻みに揺すりながら10秒ぐりぐり。反対側も同様に。(2)あごの骨の上に親指以外の第二関節を当てる。左右に小刻みに揺すりながら10秒ぐりぐり。反対側も同様に。(3)口を開けたときにくぼむ箇所を親指の関節でぐーっと押しながら、口を開けたり閉めたりする。10回繰り返す。反対側も同様に。
山口良純さん
代官山山口整骨院院長。柔道整復師。「最高の美容は、最大の健康につながる」を信条に、伝統的古典療法から、最新機器を用いた治療や頭蓋骨矯正治療などを行う。著書に『こぶしカッサで小顔美人』『やせるこぶしカッサ』(共に学研プラス)。

(取材・文 やまきひろみ、写真 鈴木 宏=モデル、鈴木愛子、スタイリング 椎野糸子、ヘア&メイク 依田陽子、モデル 殿柿佳奈、イラスト いいあい)
[日経ヘルス 2018年12月号の記事を再構成]