貯金の王道は「先取り」 保険料は年払いも検討いまさら聞けない大人のマネーレッスン

2019/6/5
手堅く貯金するには毎月一定額ずつ「先取り」をする方法が有効(写真はイメージ=PIXTA)
手堅く貯金するには毎月一定額ずつ「先取り」をする方法が有効(写真はイメージ=PIXTA)

皆さんは、毎月のお給料をどう使っているでしょうか。もしものときのため、あるいは、お金が必要になるであろうイベントに備えて、貯金を考えている人もいるでしょう。毎月一定額ずつためている、余ったお金をためている、普段のお給料は使い切ってボーナスをためている……。もちろん自分に合った方法でかまいませんが、確実にお金をためたい場合は、毎月一定額ずつ「先取り貯金」をする方法がおすすめですと解説するのは経済エッセイストの井戸美枝氏です。では具体的にその方法をみていきましょう。

定年前の2人以上世帯は手取りの30%近くを貯金

毎月の貯金額をいくらにすればよいのか、迷う人も多いでしょう。

人それぞれ事情が異なりますので、一概に「収入の○○%を貯金」と言うことはできませんが、1つの目安として、総務省統計局が実施している「家計調査報告 2018年」があるのでそれをみてみましょう。

総務省統計局が発表した世帯主の年齢階級別家計収支(2人以上の世帯のうち勤労者世帯)2018年

表は総務省統計局が発表した「世帯主の年齢階級別家計収支(2人以上の世帯のうち勤労者世帯)」です。ここに記載されている「可処分所得」は、お給料から税金や社会保険料を差し引いた金額、いわゆる「手取り」ですね。ここから「消費支出」を差し引いたものが「黒字」です。本稿では、この「黒字」は貯金されていると考えます。

2018年における、2人以上の世帯のうち勤労者世帯の可処分所得は45万5125円。消費支出は31万5314円、黒字が13万9811万円で、黒字率は28.8%(※)でした。年代別にみると、40歳未満の黒字率が一番高く35.6%。40~49歳が31.5%。50~59歳が29.4%。60歳以上が14.6%となっています。

(※)家計簿の改正による影響を調整した参考値

定年前である60歳未満の世帯では、手取りの30%近くを貯金していることが分かります。

2人以上で暮らしている場合は「手取りの30%~」を目安に貯金してはいかがでしょうか。1人暮らしの場合は、家賃や光熱費の負担が大きくなりますので「手取りの10%~」としてもよいでしょう。

とはいえ、毎月の貯金額が多過ぎて余裕がなくなり、結局お金を口座から下ろしてしまっては意味がありません。難しいところですが、少な過ぎず、かつ無理なくためられる金額を自分で考える必要があります。