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楽しく学ぼう宇宙の不思議 宇宙体験スポット10選

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NIKKEI STYLE

日本の惑星探査機「はやぶさ2」が世界初の試みに挑戦。
成功の知らせに、ワクワクする人は多いだろう。
奥深い宇宙について楽しく学べるスポットを、専門家が選んだ。

体験展示に工夫 宙ツーリズムも

今年はアポロ11号の月面着陸から半世紀の節目。国際共同研究グループが世界で初めて銀河のかなたのブラックホール撮影に成功したほか、はやぶさ2は小惑星に着陸し人工のクレーターをつくったばかり。民間有人ロケットの打ち上げ計画も話題に上り、宇宙に興味を持つ人は多いだろう。

宇宙を学べる施設はここ数年リニューアルが相次いでいる。特に体験型展示に工夫を凝らすケースが増えている。

注目したい施設はほかにもある。苫小牧市科学センター(北海道苫小牧市)には旧ソ連が打ち上げた宇宙ステーション「ミール」予備機の実物が、宮崎科学技術館(宮崎市)はアポロの月面着陸船イーグル号の模型と世界的にも珍しい展示がある。スーパーカミオカンデゆかりの岐阜県飛騨市には最先端の宇宙物理学研究を紹介する「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」がオープンした。

宇宙をテーマに学んだり、星空を眺めたりする「宙ツーリズム」の普及を図る動きもある。今、宇宙には熱い視線が注がれている。

1位 JAXA筑波宇宙センター
(茨城県つくば市) 890ポイント
実物大「きぼう」がお出迎え

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の中枢拠点。一部を一般公開している。広大な敷地に入ると、すぐに全長50メートルのH2ロケットが視界に飛び込んでくる。「敷地内に宇宙飛行士がいるかも? と想像しワクワクする」(梅本真由美さん)。日本の宇宙開発史の展示館「スペースドーム」では100万分の1の大きさの地球模型がお出迎え。人工衛星の試験機や歴代のロケット模型が並ぶ。中央には国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の実物大モデルがあり、中に入れる。

きぼうをサポートする運用管制室や、宇宙飛行士の養成エリアをガイド付きで見学できる事前予約制ツアー(500円)も人気だ。

(1)交通手段 つくばエクスプレスつくば駅からタクシー10分 (2)大人入館料 無料(スペースドーム) (3)http://fanfun.jaxa.jp/visit/tsukuba/

相模原・種子島にも拠点

4月に小惑星に人工のクレーターを作る世界初の快挙を果たした、はやぶさ2の運用拠点がある相模原キャンパス(相模原市、写真左)も高評価だった。はやぶさ2は5月下旬以降、クレーター付近へ着地し太陽系が誕生した46億年前の痕跡が残るとされる地中の岩石などの採取に挑戦する。「2018年に『宇宙科学探査交流棟』ができた。探査ミッションの最前線を学べる」(川口雅也さん)

「やっぱりロケットの打ち上げは必見」(福江純さん)と種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町、写真右)を推す声も。17年改装の宇宙科学技術館では打ち上げがない時も発射映像が楽しめるシアターや、無重力状態のきぼうの中にいるような撮影ができるスポットがある。

2位 日本科学未来館
(東京都江東区) 770ポイント
巨大ディスプレーに地球の姿

宇宙飛行士の毛利衛氏が館長を務める日本随一の科学館。直径6メートルの球体展示「ジオ・コスモス」は1万枚を超す有機ELパネルを使った地球ディスプレー。雲が流れるリアルな光景や企画映像が楽しめる。毛利館長の「宇宙からみた輝く地球の姿を多くの人と共有したい」との思いから生まれた。「何度見ても感動しなぜか少し神聖な気持ちになるのは私だけだろうか?」(浅川恵司さん)

素粒子ニュートリノを観測する「スーパーカミオカンデ」の10分の1模型のほか、世界で初めてのブラックホール撮影を成功に導いたアルマ望遠鏡の紹介展示も注目だ。「ワークショップや最先端科学に関するトークイベントが充実。専門知識がある科学コミュニケーターとのやりとりが最大の魅力」(林公代さん)。6階ドームシアターでは壮大な宇宙の物語を3D映像で体感できる。

(1)新交通ゆりかもめテレコムセンター駅から徒歩4分 (2)620円(企画展やドームシアターは別料金) (3)https://www.miraikan.jst.go.jp/

3位 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
(岐阜県各務原市) 670ポイント
航空のまちの魅力

現存最古とされる飛行場がある「航空機産業のまち」に、1996年開館。航空機と宇宙に的を絞り大改装し、展示面積を従来の1.7倍に広げ、18年に愛称を「空宙博(そらはく)」として再出発した。「航空の歴史を持つ地域ならではの展示。きぼうの実物大モデルなどスケールの大きさも魅力」(荒井誠さん)

2階を中心とした宇宙エリアでは、きぼうの他にはやぶさ2や火星探査車「キュリオシティ」の実物大模型などが並ぶ。体験型の企画も充実。プログラミングから学ぶロボット教室やペットボトルを活用した「水ロケット」の製作会を開催する。水ロケットのお祭りや大会が恒例行事で、「様々なアイデアの水ロケットが飛び、とても楽しい」(小定弘和さん)。中学生以下は入館無料。

(1)名古屋鉄道各務原市役所前駅からバスで14分か28分 (2)800円 (3)http://www.sorahaku.net/

4位 宇宙ミュージアムTeNQ
(東京都文京区) 550ポイント
円形スクリーンで浮遊感

名称はテンキュー。直径11メートルの円形スクリーンを、大きな穴からのぞきこんで楽しむ「シアター宙(ソラ)」が注目を集める。ISSから見た地球の実写や、CG(コンピューターグラフィックス)を組み合わせた映像が自分のすぐ真下まで流れ込み、浮遊する感覚を演出してくれる。プロジェクションマッピングや企画展示などにも工夫を凝らしており、「デートで宇宙や科学に触れたいと思ったらココ。女性にうれしい、おしゃれな要素も漂っている」(大貫美鈴さん)。グッズ売り場も充実している。

(1)JR水道橋駅から徒歩5分、東京ドームシティ内 (2)1800円 (3)https://www.tokyo-dome.co.jp/tenq/

5位 名古屋市科学館
(名古屋市) 450ポイント
目の前に、本物に近い星空

限りなく本物に近い星空を目指し、11年に刷新したプラネタリウム「Brother Earth(ブラザーアース)」はドームの内径が35メートルと世界最大級。学芸員がほぼ毎月テーマを変えて、生解説する。総合科学館のため、マイナス30度の世界を疑似体験できる「極寒ラボ」など目玉は多いが、宇宙分野の展示にも注力。ロケットや惑星探査はもちろん、プラネタリウムの歴史が学べる。「プラネタリウムにこだわった展示が特色。巨大な球体として生まれ変わった天文館が、ビルの合間に浮かんでみえるシュールな光景もぜひみてほしい」(加藤剛さん)

(1)市営地下鉄伏見駅から徒歩5分 (2)400円(プラネタリウム込み800円) (3)http://www.ncsm.city.nagoya.jp/

6位 はまぎんこども宇宙科学館
(横浜市) 330ポイント
宇宙飛行士気分味わう

宇宙飛行士になったような体験型展示で家族連れを引きつける施設。「月面ジャンプ」や「空間移動ユニット」では宇宙飛行士のトレーニング気分が味わえる。「スペース・シュミレータ」は宇宙ステーションでのロボットアームの操作やスペースシャトルの操縦をゲーム感覚で楽しめる。「キャプテンシアター」では宇宙をテーマにしたイベントを展開。プラネタリウムの宇宙劇場(600円)では、子ども向けのプログラムやスタッフの生解説も。「子どもが楽しめるイベントや展示・プラネタリウム番組が充実。星空観察会もおすすめ」(神山美穂さん)。館長は日本の宇宙教育の父と言われる的川泰宣氏だ。

(1)JR洋光台駅から徒歩3分 (2)400円 (3)http://www.yokohama-kagakukan.jp/

7位 佐賀県立宇宙科学館 ゆめぎんが
(佐賀県武雄市) 310ポイント
巨大な宇宙船のよう

「湖のほとりに立つ巨大な宇宙船のような迫力ある建物が印象的」(若松宏昌さん)。無重力での姿勢制御訓練に使われたのと同じ形の「宇宙トレーナー」でぐるぐる回転したり、月面歩行気分を「ムーンウオーク」で味わったりできる。細いロープの上を重りのついた自転車で走る「スペースサイクリング」も宙に浮く感覚が体験できる。プラネタリウムや天体観望会、周辺の豊かな自然を生かしたワークショップや野外散策も楽しい。温泉のほか、焼き物の町、伊万里や有田など周辺観光と合わせて訪れるファンも。

(1)JR武雄温泉駅からタクシー10分 (2)510円(プラネタリウム込み910円) (3)https://www.yumeginga.jp/

8位 国立科学博物館
(東京都台東区) 270ポイント
国立唯一 貴重資料が充実

国立の唯一の総合科学博物館だけに宇宙分野の資料が充実。はやぶさが小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子の実物を顕微鏡でみられるほか、宇宙飛行士の若田光一さんがスペースシャトルで回収したSFU(宇宙実験・観測フリーフライヤー)の実機を展示している。50年前にアポロ11号が月で採集した石のほか、日本で初めての人工衛星「おおすみ」の模型など見逃せない展示が多数。「さすがとうならせる展示。じっくり見ると1日でも足りないくらい」(秋山演亮さん)。野外には、おおすみを打ち上げたロケットランチャーを展示している。

(1)JR上野駅から徒歩5分 (2)620円(常設展) (3)http://www.kahaku.go.jp/

9位 宇宙科学博物館コスモアイル羽咋
(石川県羽咋市) 260ポイント
UFOのまちの本格展示

知る人ぞ知る宇宙科学館。宇宙から大気圏に突入して戻ってきた旧ソ連の宇宙カプセルをはじめ、ロケットや宇宙船がずらり。羽咋市は空飛ぶ円盤の目撃や伝説が残ることから、未確認飛行物体の「UFOのまち」と呼ばれる。「このまちならではのUFO資料が充実。宇宙展示は本物」(中島修さん)。宇宙船が故障して帰れなくなり、アルバイトをしているという緑色の「宇宙人サンダーくん」が出没。宇宙基地のような外観や宇宙がテーマの映像と音楽を楽しめる「コスモシアター」も人気だ。

(1)JR羽咋駅から徒歩8分 (2)400円(コスモシアター込み800円) (3)http://www.hakui.ne.jp/ufo/

10位 三菱みなとみらい技術館
(横浜市) 210ポイント
宇宙開発 映像で体感

三菱重工グループの陸海空の乗り物や技術が集結。宇宙分野では日本の主力ロケットH2A、H2Bに搭載したエンジンの実物を見られるほか、きぼうのコーナーにロボットアーム操作体験ゲームがある。「フロンティアシアター」では宇宙開発の将来の姿を間近に迫る映像で体感でき、半径7メートルの円筒形スクリーンの「バーチャルツアーステーション」ではロケットの製造から打ち上げまでをたどれるプログラムも。「ロケットが好きならぜひここへ。どんな風に飛んでいくのか知ることができる」(黒田有彩さん)

(1)横浜高速鉄道みなとみらい駅から徒歩3分 (2)500円 (3)https://www.mhi.com/jp/expertise/museum/minatomirai/

◇  ◇  ◇

ランキングの見方 数字は選者の評価を点数化。施設名(所在地)。(1)交通手段(2)大人の入館料(3)サイトのURL。写真は1の筑波、2、3、5位が三浦秀行撮影。4、6~10位は各施設提供。

調査の方法 「全国宇宙科学館ガイド」をまとめた恒星社厚生閣編集部や専門家の助言を参考に、宇宙について、学んだり体験したりできる全国の施設から30カ所をリスト化。宇宙に詳しい選者14人に「宇宙の魅力に触れられる」「大人も子どもも気軽に楽しめる」などの観点でそれぞれおすすめ順に1~10位までを選んでもらい、編集部で集計した。(河野俊が担当しました)

今週の専門家 秋山演亮(和歌山大学教授)▽浅川恵司(クラブツーリズム・スペースツアーズ社長)▽荒井誠(電通宇宙ラボ主任研究員)▽梅本真由美(「天文台マダム日記」ライター)▽大貫美鈴(宇宙ビジネスコンサルタント)▽加藤剛(丹青社クリエイティブディレクター)▽神山美穂(ビクセン・宙ガール)▽川口雅也(月刊「星ナビ」編集人)▽黒田有彩(タレント、「宇宙女子」著者)▽小定弘和(日本宇宙少年団)▽中島修(日本旅行「sola旅クラブ」担当)▽林公代(宇宙ライター)▽福江純(大阪教育大学教授)▽若松宏昌(日本宇宙フォーラム)=敬称略、五十音順

[NIKKEIプラス1 2019年5月11日付]

NIKKEIプラス1「何でもランキング」は毎週日曜日に掲載します。これまでの記事は、こちらからご覧下さい。

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