U22

キャンパスライフ

米大学院合格の決め手 学部で主導的な学びの経験積む アメリカ南部奮闘記(12)

香山葉子 米ワシントンアンドリー大学卒

2019/5/23

水文学の授業で野外観測

皆様こんにちは。米国南部の大学で学んできた香山葉子です。この秋から、ノースカロライナ州立大学にて博士1年生(計5年の過程において)になります。出願してから2カ月以上、ストレスフルな待ち時間がありましたが、奨学金付き合格をいただいた後、入学の意思表明をしました。学部レベルでの学習の道のりを振り返り、どの点がアメリカ大学院入試において有効で、どの点が良くなかったのかをおさらいしていきます。

自分が通っていたワシントンアンドリー大学で専攻を決めた2年生の当初は卒業後のことに不安がありました。ABET認定(米国における民間ベースの技術者教育認定会議による認定)されていないカリキュラムを持つ工学部の専攻を選んだので、卒業後の大学院進学や就職などに不利になるのではないかと悩んでいました。

しかし、就職活動と大学院受験を経験し終えた今言えることは、ABET認定や大学の知名度よりも、学ぶ過程でのイニシアチブのとりやすさが学部課程において一番重要な要素だと思います。そして結果的にこのイニシアチブを取ることによって成果や努力が認められ、博士課程に合格したのだと思います。では、「学ぶ過程でのイニシアチブ」とはいったいなんなのか、具体例を用いて説明させてください。

大学1年目、入学当初はもちろんイニシアチブの意味がよくわからなかったのですが、とりあえず自分が専攻したい工学のための基礎的な数理の授業と高校時代にかじった程度のフランス語の授業をとっていました。課外活動は女子バスケットボールのマネジャー。これと校内アルバイトだけで時間が埋まりました。そして大学1年目の夏はただなんとなく帰省し、高校時代の友達と再会し、長い間我慢していた和食をたらふく食べ、帰省にかかった旅費をアルバイトで工面しようと忙しかった記憶があります。

しかし、2年生の後半にかかり、少し焦りを感じ始めました。周りの友人たちは、自分が今度の夏休みに何をするのかの話題で持ちきりだったが、自分は応募したインターンシップから一つも合格をもらっていない状況でした。

そんな中、知人から「カメルーンに行って自分がデザインした企画を実行する機会がある」と聞きました。友人のMとタッグを組んで企画書を提出したところ、企画が通り、資金も充てられ、その夏は円満にカメルーンにて自主企画したプロジェクトを終えることができました。私はこの企画を練る段階で初めて「イニシアチブ」を経験することとなったのです。

U22 新着記事

ALL CHANNEL