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固定費見直し、天引きで貯蓄 お金がたまる4つの習慣

日経ウーマン

2019/5/17

【新習慣2】先取りで自動的にたまる仕組みをつくる

確実にためるには、先取り貯蓄の仕組み化が必須。それも、なるべく自分が見ない、触れない形でためられる「天引き」の形がベストだ。

■確実な先取りを確立すれば、貯蓄は成功

新習慣の2つ目は、毎月先取りでためる仕組みをつくること。「給与から自動的にためる仕組みを整えれば、貯蓄は半分成功したも同然」。

先取り貯蓄といえば銀行の自動積み立てが代表的だが、「家計用」や「貯蓄用」のように口座を使い分けているなら、ネット銀行の自動入金サービスが便利なので活用しよう。このほか、「iDeCo(イデコ)やつみたてNISAでの投資信託の積み立ても、先取り貯蓄の有効なツールです」。

ためる口座は、使う口座と明確に分け、手をつけないことが鉄則。また、「頑張りすぎて、『先取り貧乏』にならないよう、徐々に先取り貯蓄額をアップするのがやる気を保つコツ」。

<ポイント>先取りしすぎて、カード払いに頼る赤字家計になっては意味なし。出費を把握し、バランスの良い貯蓄額に!

■先取りの仕組みを整える・・・ズボラさんでも自然にたまる

銀行の自動積み立てを使えば「給料天引き」と同様の貯蓄が可能。貯蓄分をないものと思って暮らし、残ったお金でやりくりする習慣を作れば、1年中たまりっ放しに。

【STEP1】月の収支をざっくり計算
先取りする金額を多くしすぎると、後で苦しくなって挫折しがち。手取り月収と毎月の生活費をざっくり洗い出し、確実にためられる上限額を見極めよう。

【STEP2】ネットバンクに口座を開設
複数の口座を用途で使い分けるなら、銀行間でお金を動かしやすいネット銀行がオススメ。先取りでためられる上限金額を見極めたら、ためる口座を決めよう。

【STEP3】お金が自動でたまる設定に
ネット銀行の「自動入金サービス(*名称は各行で異なる)」を使うと、給与振込口座から手数料無料でお金を移せる。先取りしたお金が自動で貯蓄用口座に移るようにセットする。

■目的別に専用口座を作り、給料から決めた額を振り分ける仕組みをつくる

「貯蓄」「投資」「特別出費」など、用途別に口座をつくって給料を振り分け。ネット銀行を使うと入金がスムーズ。

■口座間でお金を自動で動かせるネット銀行のサービスを上手に使おう

ネット銀行は、所定条件を満たすと、他行への振り込みが無料となる銀行もある。自動入金サービスで、お金をネット銀行に移し、そこから他行に自動で振り込む流れをセットすれば、無料でお金を動かせる。




【自動入金サービス】毎月、特定日に、他行の本人名義の口座から、指定額を引き落として普通口座に入金。入金まで時間差あり。
【自動振り込みサービス】毎月、指定日に、指定した額を、指定した口座宛てに、自動的に振り込む。複数の口座を設定することも可能。

●自動入金と自動振り込みに対応する主なネットバンク
【イオン銀行】
毎月6日または23日に指定額を引き落として5営業日後に入金。1万円以上、1000円単位。自動振り込みはイオンカードを持つなど、所定条件を満たすと無料。
【住信SBIネット銀行】
毎月5日か27日に指定額を引き落とし、4営業日後に入金。1万円以上、1000円単位。自動振り込みは無条件で月1回無料。
【こんな新習慣もいかが?】
財形貯蓄で「なかったもの」貯金
会社に財形貯蓄制度があるなら、給与から天引きでためられる。住宅財形、年金財形は目的が限定されるが、両方合わせて550万円までの利子が非課税になるなど、メリットも大。
スマホでおつりを貯金できる「finbee」
スマホアプリの「finbee」は、口座やカードと連携でき、「日曜日に500円」「カード払いの端数」など好きなルールで貯蓄が可能。「貯金箱に小銭をためる感覚が好きな人向き」。
【新習慣3】「つけているだけ家計簿」を卒業しよう

キャッシュレス時代は、出費を自動で記録・集計できる家計簿アプリの活用がピッタリだが、「つけるだけ」で終わってしまう人も。「予算があといくら」が分かる環境を整え、定期的にチェックする習慣を身に付けよう。

■家計簿アプリは自動化より習慣化が重要

一見、画期的な家計管理ツールに見える家計簿アプリ。しかし横山さんはあえて苦言を呈す。「家計簿アプリは、全自動で支出を記録できるため、自分が管理する感覚が弱くなってしまうのが落とし穴。意識して出費を見返す習慣を持たないと、せっかくアプリを使いこなしても、貯蓄は増やせません」。

確かに、記録はしたが月末に見たら赤字だった……では無意味。3日に1度は残金をチェックする、週末は無駄の振り返りを行うなど、家計簿アプリで家計をチェックする日を決めよう。忘れずに実行に移せるように、スマホのアラームを使うなど、やりくりタイムの習慣化に注力したい。

<ポイント>アプリがやってくれるのは記録だけ。使う人が残金を見てやりくりしないと、「気づいたら赤字」です!

■家計簿アプリと上手に付き合う・・・振り返りがないと意味がない

家計簿アプリはクレカや電子マネーと連携させることで、記録の手間を省け、ごまかしやつけ忘れをなくせるのがメリット。出費を一元管理する仕組みをつくり、お金の流れをシンプルにすると管理しやすい。

【STEP1】支払いをクレカに集約
まずは家計を自動で記録できる環境づくりを。食費、日用品代など日々の出費や、公共料金の支払いもカードや電子マネーに切り替えて。

【STEP2】家計簿アプリとクレカを紐(ひも)付け
家計簿アプリを活用し、クレカや銀行口座と連携すると、出費が自動で記録される。アプリ選びに迷ったら、セキュリティー面で定評のある2つがオススメ。

【STEP3】定期的に費目ごとの支出を確認
アプリで予算を設定し、週に1度は出費のペースや中身を振り返る時間を持つこと。記録を見て、「何にいくら」と「あといくら」をチェックする。

■クレカ払いや銀行引き落としの内容を家計簿アプリで自動記帳して家計管理

アプリは多機能な分、管理が複雑になりがち。スムーズに管理するには、クレカや引き落とし口座の数を減らすのがコツ。頭の中とアプリ上とのお金の流れを一致させることで、管理に集中できる。

■自動記帳に対応している人気2大家計簿アプリ

どちらも費目ごとの予算設定ができ、あといくら使えるかがすぐ表示される。操作や画面の使い勝手は相性もあるので、まずは無料版で試して、自分がしっくりくるものを使いこなしていくのが賢明だ。

【重要】家計簿をつける目的は無駄な支出を知ること

予算内でやりくりし、無駄な支出を抑えることが家計簿の目的。自動記帳の環境を整えたら終わりではなく、そこがスタート。

■家計簿アプリの3つの落とし穴

・振り返りをしない

・記録だけで満足

・なんでも細かく管理しすぎ

【こんな新習慣もいかが?】
電子マネーで「デジタル袋分け」
食費や日用品代などは予算を決めて電子マネーにチャージ。「残金=使っていいお金になり、細かい管理なしでやりくりが可能。予算化が目的なので、オートチャージはオフに」。
デビットカード(*)でタイムラグをなくす
口座からすぐにお金が落ちるデビットカード(*)は、現金同様の管理が可能。「引き落とし口座に予算分だけ入金しておけば、使いすぎを防止でき、お金の流れもシンプルに」。
*:ここでは、銀行のJ-Debit付帯キャッシュカードではなく、Visa、JCB発行の「ブランドデビットカード」のこと。

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