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子と読む『アリーテ姫の冒険』 面白くジェンダー理解

日経DUAL

2019/4/10

■フレームワークで物語を読み解く

以下に私と息子で行った作業を記しますので、ご自宅でお子さんや姪御さん、甥御さんなどと一緒に「アリーテ姫のジェンダー分析」をしてみたい方は、参考にしてみて下さい。

■息子と行ったワークフロー

ステップ1:物語を読む/読み聞かせる

まず、息子(小学4年生)には『アリーテ姫の冒険』を自分で読んでもらいました。多くの漢字にはルビが振ってありますが、まだ自分で読むのが難しそうな場合は、読んであげてもいいと思います。娘(小学1年生)に読んであげると「続きも読んで」「もっと!」と言われて、結局、本文92ページを数時間かけて1日で読んでしまいました。大人が読んでも非常に面白いお話です。

ステップ2:印象に残った部分に印をつける

続いて、本の中で特に印象に残った部分にふせんを貼ってもらいました。その際「ジェンダーの観点から悪い」描写には緑色、「ジェンダーの観点から良い」描写には黄色、「ジェンダーは関係なく面白い」部分には赤いふせんを貼るようにしました。3分類くらいが分かりやすいと思いますが、何か基準を決めて色分けすると、子どもなりに考えながら貼っていくので「面白かった!」から一段深めた読解ができます。

ステップ3:自分の言葉で整理する

私がエクセル表を開き、最初の行に「ページ数」「ジェンダー観点から悪い」「ジェンダー観点から良い」「ジェンダー関係なく面白い」と入力しました。その後、ステップ2で貼ったふせんを見ながら、息子に表の中身を作ってもらいました。エクセル表の入力から自分でできるお子さんもいると思いますし、キーボード操作が難しいお子さんの場合は、表の中身を埋めていく作業を大人と一緒に話し合いながらやっても良いでしょう。

例えば、表の3行目に、息子は『アリーテ姫』本13ページについて「ジェンダー観点から悪い」要素を抜き出しています。

ここには、アリーテ姫が「わたしは結婚なんかしたくありません」と王様に言うシーンが描かれています。これを聞いた王様は「結婚したくないだと。なんとばかなことを。どこの王女もみんな結婚するのだ。女が結婚しないで、いったいほかになにができるというのだ(以下略)」と発言します。息子は太線部を引用していました。

重要なのは、本のどの部分を引用すべきか、最も適当な部分を探し出したり、要点をまとめたりするのを子ども自身が考えながら進めることです。この作業を通じて、ぼんやりとしたイメージが焦点の定まったものになっていきます。

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