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ジャマイカから奄美まで味多彩 首都圏のキッチンカー

2019/3/24

首都圏でよく目にするようになったキッチンカーはビジネスパーソンのランチの救世主 写真はオリジナルの揚げ鶏を看板料理とする人気店「ロケットチキン」

「ランチ難民」の救世主としてビジネス街に現れる移動販売車、キッチンカー(フードトラックとも呼ばれる)が大きな注目を集めている。かつてはイベント会場で見ることが多かったキッチンカーも、近年は平日のランチ時に首都圏のあちこちで見かけるようになった。「手ごろな値段でおいしいものを食べたい」というビジネスパーソンのニーズをつかみ、人気の店にはずらりと人が列をなす。

ここでは、様々なジャンルの人気3店に注目、その一端を紹介しよう。

開店と同時に人が並ぶ人気キッチンカーの「ロケットチキン」

まずは「唐揚げでもなくフライドチキンでもない」揚げ鶏を看板にした「ロケットチキン」。東京・JR御茶ノ水駅前などに出店する。「唐揚げを食べたいというときに選択肢に入るようではダメで、『あれが食べたい』と思う一品にしなければ」と、和食と洋食それぞれの分野で料理人として経験を積んできた2人が1年かけて開発した。

衣は驚くほど軽くサックリ。その軽快な食感とは対照的に、国産鶏を使った肉は軟らかくしっとりしている。10数種のスパイスにじっくり漬け込み、ジューシーさを逃さないように油で揚げるのがおいしさの秘けつ。上にかかったタルタルソースも手作りで、使われているピクルスも自家製なので、「素材作りから考えると出来上がるまでに約1カ月かかる」(運営会社Swells Works社長の中島拓也さん)そうだ。

「ロケットチキン」の弁当 揚げ鶏が3ピース入ったもの(750円)

同社は神奈川県内にロケットチキンを看板料理とする固定店舗を2店構えるが、昨年からキッチンカーでも営業を始めた。揚げ鶏というとどちらかというと男性好みのメニューにも思えるが女性客の多い店で、開店したばかりの店を見ているとずらっと並んだ客のほとんどが女性。取材時にも「女性に喜んでもらえるよう料理に添えるサラダに使う野菜の種類を増やしたい」(中島さん)などと話し、提供料理の進化に余念がない。

ご飯に合う料理として開発した「ロケットチキン」は、固定店舗では白飯に合わせていたが、キッチンカーで営業を始めてから新たに「これと合わせるのがベスト」というターメリックなどを使った黄色いご飯を開発。移動販売車では出店場所によって客層が変わるため、それがメニュー作りに大きなプラスとなっているようだ。「将来的には海外にも打って出たい」(中島さん)と大きな目標を見据える。

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