手軽に取れるスーパーフードの粥
ペルーの健康食品や伝統食を輸入し販売している「アルコイリス」では、運営しているオンラインショップ「インカの台所」で、アマランサス、キヌアなど4種の雑穀をアルファ化して粉末にした即席粥(かゆ)「インカミール」を開発、販売しています。

4種の雑穀から作られた粉末は、粗びきの状態。粉末大さじ3とひとつまみの塩に150ミリリットルの熱湯を注いでかき混ぜると、あっという間にとろりとした粥が完成します。食べてみると粒感もあり、もちもちとした食感。穀物特有の香ばしさもありとても食べやすいです。カップスープに混ぜたり、チーズを加えるなど、簡単にアレンジもできます。
「時間がないときでも手軽に栄養がとれる即席粥を作ろうと商品開発がスタートしました。開発を進めるにあたりヒントとなったのは、アンデス地方の伝統食であるスープ粥『ラワ』でした。鉄分や食物繊維、葉酸をたっぷり摂取できるので女性やお子さんに食べていただきたい」と同社代表取締役の大橋則久さん。妊活中の女性にもおすすめだそうです。
「インカミール」には、アマランサスを中心に、赤キヌアを配合した「アマランサスブレンド」も。

こちらは食べてみるとほのかな甘みがあり、舌触りがねっとりとやわらかく、クリーミー。即席粥というよりペーストのような感覚なので、牛乳と混ぜて甘みをつければスイーツ風アレンジも楽しめます。
アマランサスを使ったおしゃれなライスボール
米穀・雑穀、健康食品の加工・販売をしている「種商(たねしょう)」(佐賀県鳥栖市)は、2017年10月に「SUPER FOOD RICE BALL BOX(スーパーフードライスボールボックス)」という冷凍おにぎりのセットを発売。翌18年に同社のオンラインショップ「TANESHO FACTORY LABEL(種商ファクトリーレーベル)」をオープンした際に行ったクラウドファンディングでは、開始10分で目標金額を達成したと話題になりました。

カラフルでおしゃれな「スーパーフードライスボール」には、6種それぞれ違ったスーパーフードが使われており、いろいろな味が楽しめます。白米とアマランサスを混ぜ込んである「スピルリナ&アマランサス」は、キヌアやおかかでやさしく味付けされた和風の味わい。スーパーフードのひとつで海藻に似た風味のスピルリナも炊き込まれており、さらに昆布をトッピングしています。
「SUPER FOOD RICE BALL BOXは『スーパーフードの新スタイル』がコンセプトで、アマランサスをはじめキヌアや大麦などの雑穀を使用しています。特にアマランサスは、栄養価が総合的に高く、食物繊維やミネラル、ビタミン類が豊富なスーパーグレインとしても人気です」と同社社長の諸冨和馬さん。「最近ではグルテンフリー食品として、欧米を中心に需要が高まっています。女性にうれしい栄養価が多く含まれるアマランサスとスーパーフードの代表格スピルリナを合わせ、アマランサスの風味とプチプチとした食感が、スピルリナのコクとうま味との相性が良くおすすめです」