エンタメ!

エンタウオッチング

セカオワ、アルバムなぜ2枚 ダークとポップの意味

日経エンタテインメント!

2019/3/21

S 自分で書いたのにね(笑)。

F メロディーがかっこいい分、熱血教師みたいな歌詞がサイアクだなって。アルバムの最初に手掛けた曲だから、かっこつけたい自分もいたと思う。 

■初めての普通のラブソング

S 歌詞を元に戻すことを承知してくれたのは、『Blue Flower』と『Food』を作れたからだなって思ってるんだけど。

DJ LOVE(以下、L) この2曲は絶対にアルバムに入れると言ってた(笑)。

『Lip』トイズファクトリー/通常盤3000円、ミュージックビデオDVD付き初回限定盤4000円/2月27日発売

F 『Blue Flower』は歌詞を見てマネジャーが、「これは販売できないんじゃないか」って(笑)。制作中のフラストレーションもあってどんどん曲ができて、結局当初の予定より曲数が増えました。『Lip』で最初に作り始めたのは『YOKOHAMA blues』で、こちらはとても気に入ってます(笑)。Nakajinのメロディーが上がってきて、歌詞はずっと温めていた横浜を舞台にミュージシャンになり始めた頃を振り返るラブソングを書こうと。どちらのアルバムもラブソングから作り始めたことになるね。

S Fukase君が普通のラブソングをようやく書いたなって。エロ要素が入るのもうちのバンドにしたらすごく珍しくて。

End of the World名義で海外のライブハウスを回るなどして、バンドの基礎力も高めてきた。様々な形で音楽と真正面から向かい続けてきた4人は、絆と音楽性への自信を深めてきたのだろう。その自信と比例して、創作の窓は外に開かれていった。『ANTI‐HERO』や『SOS』(ともに映画『進撃の巨人 ATTACK ON TAITAN』シリーズ主題歌)で海外の著名クリエイターをプロデュースに迎えたのをはじめ、『サザンカ』では小林武史と組むなど、外からの風が入り、制作が一層活性化したようだ。

N 今回は、楽器を実際に鳴らすことが前作と比べてグッと増え、フィジカルな作品になりました。僕らのライブはセットも演出も派手ですが、1人ひとりがミュージシャンとして成長し、スキルが上がっている。ミニマムに4人だけでも見せられるという意識が、ここ4年で強まったのだと思います。

F 一方で、『Food』と『Witch』はスマートフォンのアプリを使って作った曲。音が薄いと感じることもあるんですけど、それが逆に今っぽい音になって良かったりするんです。

L 僕は『Missing』で、Nakajinと横並びで和太鼓を叩いたのが楽しかったな。

N LOVEさんはいろんな楽器で参加してもらってます。ファンクラブツアーではドラム、ブレーメンのようなアコースティック編成のライブはパーカッションを担当してもらってて。ドラムはLOVEさんが踏むと重量感があるからいい音がするんです。

L おだてられてバスドラを踏んだら「重すぎる」と(笑)。それで手で踏んでみようとか、マレット使って大太鼓みたいにしようとかトライ&エラーを重ねました。

F これまではやることが山積するなかでアルバムを作っていて、気付いたら出来てたという感じ。今回は時間が取れたし、音楽を作ってるという感覚がちゃんとあります。スタジオ近くの東京タワーをふらふらしながら『Blue Flower』ができたなとか。風景までしっかり覚えてる。歌も自ずと楽曲にふさわしいものを追求したくなった。けど、Saoriちゃんのディレクションが超恐くて(笑)。最後には怒鳴り合ってた。

エンタメ! 新着記事

ALL CHANNEL