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面接官の印象アップ デキる社会人に学ぶ就活の質問力 常見陽平 千葉商科大学専任講師

2019/3/19

就活では質問内容が印象を左右する。写真はイメージ=PIXTA

就職活動が本格化しています。業界・企業研究や自己分析もさらに磨きをかけて行かなくてはなりません。これまでの学生生活においても、マックスレベルの忙しい日々をおくることになるでしょう。就活生は優先順位をつけつつ走りながら考えることが必要になります。しかし、これは社会人にとっては当たり前のことです。就活は社会人への入り口です。ここで、「デキる社会人」の習慣を身につけたいところです。今回は会社説明会、選考が続くタイミングで、業界・企業研究の仕上げに社会人視点で取り組むコツをご紹介したいと思います。

■情報は足で稼げ

デキる社会人と、そうではない人の違いはなんでしょうか? 一つの答は、足で情報を稼いでいるかどうかです。もちろん、ネットや本で情報を集めることは否定しません。ただ、大事な情報はこれらには載っていないものなのです。事態はいつも動いているのです。

これからの就活においては、OB・OG訪問、面談会(社員との座談会、交流会など)、会社説明会、面接など社員との接点が多数あります。この場で、OB・OGらがする話をそのまま聞くだけではなく、自ら質問をすることで情報を引き出すことが大切です。質の高い質問をすると自分の印象もアップします。私がおすすめする、有効な質問は次の通りです。

・優秀だといわれる若手社員はどんな人か?

・仕事をしていて○○社らしさを考えるのはどういうときか?

・ご自身が考える○○社の強みとは何か?

・○○社らしい仕事の進め方とは何か?(前例にとらわれずにやる、若手の意見を聞く、とにかく現場をまわる、など)

・どのような就活をして、なぜ○○社を選んだのか?

・標準的な一日の業務の流れは?

・仕事で一皮むけた体験、思い出に残る仕事は?

これらの質問は、仕事の中身だけでなく、組織風土までわかるので有益です。選考を突破するヒントにもなります。

その企業に関する最近のニュースを調べた上で、質問するのも有効です。日本経済新聞の回し者ではないですが、その際に便利なのは日経電子版です。これはニュースサイトの枠を大きく超えた情報源です。日経電子版の検索窓に、社名を入れるだけです。その企業に関連したニュースが多数出てきます。ニュースをもとに質問すると、就職ナビには載らないその企業のリアルな実態がわかります。一見すると華々しいニュースの裏にある現場の苦悩、試行錯誤なども知ることができます。

自分だけの情報を手に入れるには、このように質問することが有効ですが、一見すると一方通行な会社説明会なども実は有益な情報源になり得ます。説明会で何を紹介し、何をいわないのか。これを他社と比較すると、見えるものがあります。その企業が打ち出したいものは何か、逆に隠したいことは何かがわかるのです。

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