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Wi-Fiの主流は秒速ギガ超え 最新技術と基本を知る

日経PC21

2019/3/29

Wi-Fiの技術や規格はここ数年で劇的に進化している(写真はイメージ=PIXTA)

何年も前に購入したWi-Fi(ワイファイ)の親機をそのまま使い続けている人はいないだろうか。Wi-Fiの技術や規格はここ数年で劇的に進化している。快適な通信環境を利用したい人が知っておくべき、Wi-Fiの超基本用語から最新トレンドまでをやさしく解説する。

【常識】「Wi-Fi」はLANケーブルを無線にするための技術

Wi-Fiが普及する前は、家庭や会社内でパソコンをネットワークに接続するにはケーブルを使うしかなかった。このネットワークをLAN(Local Area Network)と呼ぶが、これを無線で接続できるようにした技術がWi-Fiだ。そのため「無線LAN」ともいう。邪魔なLANケーブルがなくなり、LAN端子がないスマホやゲーム機などの機器も接続できるのがメリットだ。

「Wi-Fi ルーター」を導入することで、ケーブルの代わりに無線で通信できるようになる。さらに、LAN 端子がないスマホなども接続可能だ。Wi-Fi ルーターは「親機」と呼ばれ、パソコンなどの接続機器側を「子機」と呼ぶ

要となるのがWi-Fiルーター(無線LANルーターとも呼ぶ)。これが「親機」となり、親機に無線で接続するパソコンやスマホなどの機器が「子機」という関係になる。物理的にケーブルで接続しないため、親機を「SSID」という名前で識別して接続する。

そもそもWi-Fiとは、業界団体のWi-Fiアライアンスが、国際標準規格に基づいてお互いに無線で接続できることを認めた名称だ。前述の無線LANとは厳密にいうと異なるものの、最近ではほぼ同じ意味で使われているので、使い分ける必要はほとんどない。

【トレンド】規格によって通信速度は段違い

Wi-Fiは1999年に登場した11bという規格から本格的に普及した。約5年ごとに新規格が策定され、通信速度は劇的に向上。2020年には最大で約10G(ギガ)ビット/秒(bps)の「11ax」の標準化が見込まれている。11bの登場から約20年で、速度は約900倍も向上したことになる。

現在のWi-Fiの主な規格は上記の6種類。普及しつつあるのが14年に策定された「11ac」。最大10Gbps近い新規格「11ax」も登場し、20年初めにも標準化が見込まれている

現在の主流は「11ac」で、伝送速度は最大6.9Gbps。しかし、これはあくまでも理論上の最大値。実際には、11ac対応の最上位クラスのWi-Fiルーターでも1.7Gbps(1733M(メガ)bps)にとどまる。

なお、acやaxという規格名では世代がわかりにくいことから、Wi-Fiアライアンスでは名称を単純にする方針。とはいえ、国内の有力メーカーは様子見の段階だ。混乱を避けるため、当面は従来の規格名と併記されると思われるが、バッファローでは「浸透状況を見ながら準備を進める」、NECプラットフォームズでは「状況を見ながら判断する」としている。

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