
トラッド回帰の中、再燃した紺ブレ人気。英国に端を発する、いわば正統なアイテムとあって、コンサバ派には理想的だ。しかし、こなれや抜けといった要素が求められる今に、芯地が入った構築的な作りはそぐわない。そんな時代性は、ブレザーの名門ブルックス ブラザーズが伸縮性のあるピケ素材を用いていることからも明らかだ。とはいえ、メタルボタンの存在はあくまでトラッドにふさわしく、抜け感が効きすぎない。肩肘張らずも、着姿が映えるのだ。
■BROOKS BROTHERS/ブルックス ブラザーズ
柔らかくもスタイリッシュ
名門が作る現実的ブレザー
イタリアのジャージー素材の名手、ドンディ社製コットンピケを採用。優れた伸縮性と通気性がありつつも、細身なミラノフィットにより着姿はあくまでコンサバに。着崩した印象をことさら主張することなく、無地シャツにグレスラという正統派なビジネスコーデにも馴染む。 6万4000円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)

[ 具体策 01 ]王道紺×グレーコーデにJKの素材感で軽さを出す


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