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転職に成功した40代 みんなに共通する3つの「姿勢」 経営者JP社長 井上和幸

2019/2/15

転職に成功する40代にはいくつかの共通項がある。写真はイメージ=PIXTA

2018年6月に寄稿した「転職に失敗した40代 みんなが口にする3つの『失言』」には、非常に大きな反響をいただきました。掲載以来、継続的に多くのアクセスがあるようで、お会いする方々からも「参考にして転職活動を進めています」「痛いところを突かれました」などといった声が日々寄せられています。また一方で、「逆に、成功した40代が転職面接で話す共通項はあるのですか」とも。そこで今回は、この疑問にお答えしたいと思います。

■成功する人が「報酬額にはこだわりません」と言う理由

「給与ですか? 社長が決めた額でいいですよ。それより体制なんですが、こんな形にできないですかね」。あるベンチャー企業の事業部長として参画が決まったAさん(42歳)は、それまでの選考プロセスで報酬面のことについては何らの質問も確認もなく、オファー面談当日を迎えました。

同社の社長は「ぜひともAさんに入社してほしい。主力事業のヘッドとしてスタートしてもらい、ここからの成長路線を確実なものとするべくけん引していただければ」と、採用意思を固められていました。それまで年収の話を全くしていなかったことに社長と私が気づき、私から改めてAさんに確認した際の答えが、冒頭のものです。

Aさんはもともと前職のベンチャーで、創業者とともにいわゆる「ゼロイチ」(0から1をつくる事業立ち上げ)を経験しており、4年ほどで売り上げ20億円の事業に育てた経験を持っていました。その事業が巡航モードに乗ったところで退職。しばしの充電期間を経て、新たなチャレンジを求め当社に相談いただきました。

ちょうど新規株式公開(IPO)を視野に、成長軌道に入りつつある企業の社長から、現在兼務している事業部長を任せられる役員候補を採用したいという依頼がありました。「まさにジャストフィットだ」とお引き合わせし、数度の面談や会食を経て、「一緒にやりましょう!」というご縁に至ったのでした。

「井上さんとの最初の面談のときにもお伝えした通り、前職では事業の成功もしましたのでかなりの額(数千万円でした)を取っていましたが、今回はまた新たな事業立ち上げや拡大の役割を担えることが最も重視しているポイントなので、スタート時の年収はいくらでも結構です。ただ、『事業が生み出した収益から事業責任者として妥当と思える報酬分配をする』と考える経営者であることがマストです。そこはこれまでの面談を通じて○○社長のお考えは分かっており、信頼していますから」

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