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ウィンドウズ7サポート切れまで1年 どう対応すべき

日経PC21

2019/3/14

OSのサポート期間が終了すると、OSに不具合やセキュリティー上の問題が見つかっても修正されなくなってしまう。そのまま使い続けるのは危険だ。さらに、最新のアプリや周辺機器も次第にサポート対象外となる可能性が高い
日経PC21

2020年1月14日、パソコンの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ(Windows)7」のサポートがついに終了する。ウィンドウズ7を安全に使い続けられる期間は、残り1年を切った。

ウィンドウズのサポート期間はバージョンによって決まっている。ウィンドウズ7のサポート期間は再三延長されてきたが、とうとう2020年1月14日に終了する。ウィンドウズ8.1もすでに延長サポート期間に入っている

確かに、サポートが終わったからといって、パソコンが動かなくなるわけではない。電源を入れれば起動するし、そのまま使うこともできる。サポート終了の最大の問題は、セキュリティー更新プログラムが提供されなくなり、脆弱性を狙う攻撃者の格好の標的となることだ。

トラブルが起きてもメーカーの対応は望めず、新しい機器やアプリも使えなくなるなど、徐々に使いづらくなっていく。

ウィンドウズのサポートには「メインストリームサポート」と「延長サポート」の2段階あり、延長サポートはセキュリティー上の対策など、必要最低限の更新プログラムのみ提供される。サポート期間が終わると、更新プログラムの提供も終了する

■サポートが切れるとどうなる?

セキュリティー更新プログラムの重要性は、17年に発生した「ワナクライ」の事件を思い起こせば明らかだ。ワナクライは、パソコンのデータをロックして脅し、金銭を要求するランサムウエア(身代金要求型ウイルス)。セキュリティー更新プログラムを適用していないウィンドウズ7を主な標的とし、世界中で猛威を振るった。

「ワナクライ」は、17年に猛威を振るったランサムウエア(身代金要求型ウイルス)。セキュリティパッチを当てていないウィンドウズ7が主な標的となった(上図は感染時に表示される画面のイメージ)

こうした被害に遭いたくないなら、ユーザーが取るべき道はただ一つ。古い7を捨て、新しいOSに乗り換えることだ。ウィンドウズ8.1もすでに延長サポートに入っていることを考えれば、利用すべきOSはウィンドウズ10の一択といえる。

OSを乗り換える際には、さまざまなデータを移行したり、機器の対応状況を確認したりと、やるべきことが山積みだ。「まだ1年ある」と考えず、早めに準備したい

「まだ1年あるから」という油断は禁物。OSの乗り換えには、さまざまな作業が必要になる。アップグレードがうまくいくとは限らないため、失敗したときの対策も必要だ。日本ではまだ3割以上のパソコンでウィンドウズ7が稼働しているとのデータもある。

StatCounter の調査では、日本で使用されているデスクトップ版ウィンドウズの3割以上が7だ(2018年12月時点)。1年前と比べても、7からの移行は6%ほどしか進んでいない

これらのユーザーが1年足らずで移行するとなれば、欲しいパソコンが品切れになるなどの混乱も起こり得る。早めに検討し、準備を進めるに越したことはない。

不正な攻撃はセキュリティーソフトで乗り切れると考えているなら、それは甘い。脆弱性が見つかっても補強されないウィンドウズは、穴の空いた壁のようなもの。攻撃によっては、セキュリティーソフトだけでは対応できない。もちろん、ネットワークへの接続を断ち、USBメモリーなども使わず、完全に隔離した状態で使えば、ウイルスなどの侵入は避けられる。しかし、ネットにつながらないパソコンは不便極まりなく、利用する機会も減るだろう。

トレンドマイクロは、ウィンドウズ7上で動く同社のセキュリティーソフトを、個人向けは21年12月までサポートするという。ただし、「Windows 7そのものに起因する不具合に関しては、当社ではサポート出来ない場合があります」としている

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