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シャーロット・ランプリング演じる 空虚と再生の物語 恋する映画 『ともしび』~家族の罪は許されるのか

2019/2/1

『ともしび』 2017(C)Partner Media Investment - Left Field Ventures - Good Fortune Films

年齢を重ねれば重ねるほど、良くも悪くもさまざまな経験が増え、同じ映画でも受け取り方に変化が生じるもの。そのなかで物語の登場人物たちに自分を照らし合わせながら、人生を考えさせられるということもありますが、今回ご紹介するのは、まさに大人の女性のための映画ともいえる話題作『ともしび』です。

本作で主人公となるのは、老年に差しかかったひとりの女性アンナ。長年連れ添った夫とつまましい暮らしを送っていたにもかかわらず、夫がある罪で逮捕されてしまうことに。それによって、アンナの生活が少しずつ狂い始めていきますが、その過程でふたたび自分自身と向き合うまでの様子がドキュメンタリーのようなリアルさで映し出されています。

そんなアンナの繊細な心の機微を見事に体現しているのは、本作でベネチア国際映画祭女優賞を受賞し、絶賛されている名女優シャーロット・ランプリング。アンドレア・パラオロ監督にとってはミューズ的な存在だったそうですが、最初からシャーロットにアンナを演じて欲しいという思いが頭にあり、脚本も当て書きしたという。

今回はパラオロ監督にもじっくり話を聞くことができました。「シャーロットとは撮影前からこの役について話し合い、一緒に作り上げていった」とその期間はなんと2年半。「彼女との仕事は、僕のキャリアのなかでも最高のハイライト」とパラオロ監督。喜びを隠せない監督は、撮影中もシャーロットが見せる勇気、決意、エレガントさ、そして心の広さというものに毎日感服していたのだとか。まさにその言葉通り、表情とたたずまいだけですべてを物語ってしまうシャーロットの演技には、誰もが引き込まれてしまうはずです。

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