バリキャリほど悩む 自分の価値を見極める4ステップ

2019/1/31

中堅出版社の編集者だった友人から聞いた話です。大手出版社に自分の会社が買収された時、今まで「○○社? どこそれ?」という対応だった取引先が多かったのに、大手出版社の肩書になった途端に手のひらを返したように話を聞いてくれるようになり、仕事が格段に取りやすくなったとのこと。仕事ぶりが同じでも、肩書で仕事のやりやすさが変わるような環境にいるとなおさら、自分のそのままの価値が分かりにくくなってきますよね。

肩書は便利なものですし、肩書で仕事ができるというのは会社員ならではの恵まれた環境です。その環境を享受できるうちに、今後時間や場所、会社名にとらわれずに自由な働き方ができる世の中になるのを見越して、まっさらな「自分自身」の価値を今から試していくことが必要となってきます。

では、会社の実績かあなたの実績かの区別が分からなくなったとき、あなたの価値を一般的なものとして商品化していくためにはどうしたらいいのでしょうか。今回は具体的ステップについて解説します。

■あなたの知識を一般化するための4つのステップ

あなたの知識を一般化して、体系化するためのステップは、次の4つです。

1.自分の経験を洗いざらい思い出す(仕事プライベート含めて)
2.自分の経験で他の人の「困った」を解決することはできないかを考える
3.こういう「困った」を解決する××という経験というコンセプトを考え、周囲に反応を聞く
4.SNS(交流サイト)で発信したり、小さな会を企画したりにチャレンジしてみる

順番に説明しましょう。

1 自分の経験を洗いざらい思い出す(仕事プライベート含めて)

成功体験はもちろんのこと、失敗体験や反省点、今の自分が過去を振り返って「こうしておけばよかったのに」といったようなことを詳しく書き出してみましょう。ポイントは、仕事の経験だけでなく、プライベートでの経験も振り返ることです。なぜなら、仕事で成果を上げた一因に、あなたのプライベートでの気質が関わっていたりすることが多く、仕事とプライベートは切っても切れない関係だからです。「仕事だから」「プライベートだから」と思考を分断させてしまうと、その分発想もしぼんでしまいますので自由に思い出してみましょう。

2 自分の経験で他の人の「困った」を解決することはできないかを考える

こんな人が、こういう悩みで苦しんでいないかな? それを私の経験で助けることができないかな? ということを箇条書きにします。

私が9年連続でプロデュースしている朝専用手帳「朝活手帳」の例でいうと、

●早起きしたいのにできない
●自分の自由な時間をつくりたいのにできない
●早起きや習慣化の本を読んでやる気になるけれど、やる気が3日以上続かない
●早起きができないと自己嫌悪に陥ってしまう

といった悩みを、「図解で整理できる」「テンプレートに落とし込める」「ネガティブな思い込みをポジティブに変えられる」という自分のスキルを活用して手帳化することで解決できないか? と考えました。

3 こういう「困った」を解決できる××という経験というコンセプトを考え、周囲に反応を聞く

朝活手帳の場合は「早起きしたいけどできない」を仕組みで解決できる「朝専用手帳」=「朝活手帳」というコンセプトで企画書を作成し、出版社に提案したところ採用になりました。朝活手帳のコンセプトは2011年の発売当時ツイッターで発信したところ多くの反響をいただき、現在も毎年支持いただく手帳となりました。