powered by 大人のレストランガイド

千葉・西船橋でさく裂 「小松菜ハイボール」パワー探訪!ご当地ブランド(1)

リトル・ブレッズ・トゥ・ゴーのコマツナ系パン 左上から時計回りに、コマツナロール、パクチーバーガー、小松菜黒豆、小松菜ベーコン

ふんだんにコマツナを使ったラーメン店を6店舗展開するのが、まるは商事(千葉県市原市)。京成線船橋駅近くの「三代目らーめん処 まるは極」(客席数38)では1日のラーメン販売数が500~800食と、業界通なら驚くほどの繁盛店だ。コマツナの使用量も半端ではない。1日4ケース(1ケース=30束)分を使うという。

「地産地消にこだわり、千葉県産銘柄地鶏の錦爽(きんそう)鶏を10時間煮込んだコラーゲンたっぷりの『鶏白湯(パイタン)らーめん』が人気で、トッピングも船橋の三番瀬のノリや西船橋のコマツナなどを使っています」と小松洋平エリア長兼店長。サイドメニューには、飲酒客向けにコマツナのお浸しもある。ホウレンソウでなくコマツナを使ったのは、「一つ上のぜいたく感があるし、濃厚なスープを味わった時の罪滅ぼし気分ですね」。

コマツナが名脇役として活躍する「鶏白湯らーめん」

コマツナを麺生地に使った焼きそば、シューマイ、生春巻き、ナンプラーいため、ケーキなど、コマツナ料理は燎(りょう)原の火のように広がってきた。きっかけは小松菜ハイボールのデビューに先立って、官民一体で始めた「こまつなう」と呼ぶイベントだ。語呂合わせで決めた「小松菜の日」(5月27日)の周辺期間に、船橋産のコマツナメニューを食べ歩く趣向である。

2018年9月には、船橋市在住の小説家、森沢明夫さんが地元を舞台に書いた「きらきら眼鏡」が映画化された。原作には、前出の山商が経営する居酒屋「一九」の小松菜ハイボールが登場する。

毎月、フナバシ屋で開かれるのが「小松菜ハイボールを飲もうの貝」。船橋名物の1つに、ハマグリに似た外来種の大ぶりな二枚貝「ホンビノス貝」があるが、それらをさかなに小松菜ハイボールを飲む同志たちの異業種交流会である。地産地消の地域愛は、熱く燃えているようだ。

毎月1回開かれている「小松菜ハイボールを飲もうの貝」

(ジャーナリスト 嶋沢裕志)

大人のレストランガイド

メールマガジン登録
大人のレストランガイド
メールマガジン登録
大人のレストランガイド