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20年卒の就活、学生「厳しくなる」57% 早期化を警戒

2018/12/31

調査した11月後半時点での志望業界も聞いた。「明確に決まっている」「何となく決まっている」と答えた約7割の学生に具体的な志望業界を尋ね、ランキング化したのが次の表だ。

ディスコ調べ

■決め打ちし過ぎると「不本意入社」の恐れ

最も多かったのは「医薬品・医療関連・化粧品」(18.5%)。理系女子でポイントが集中しており(46.3%)、全体順位を押し上げた格好だ。理系男子や文系女子でも10位以内に入るなど、属性問わず志望者が多い。

化粧品やトイレタリー用品といった消費財を扱う企業は、学生にとってなじみが深い。「一般的に学生は営業職に対してネガティブな印象を持っている場合が多いため、企画・マーケティングに携われるという業界のイメージも、志望度の高さを押し上げている可能性がある。働きやすい『ホワイト企業』であると受け止められる傾向があるのでは」(担当者)

一方、文系学生に高い人気を誇っていた「銀行」は、前年同期調査の全体1位から8位へと順位を下げた。文系男女でみると前年はともに1位だったが、今回はそろって2位。銀行を志望する文系学生が減っている様子が見て取れる。

AI(人工知能)の普及で、将来の事務系職種がなくなるのではないかという不安や、前年の19年卒就活でメガバンク各社が採用数を大きく減らしたことなどを踏まえ、業界としての優先度を下げている可能性が高いという。

代わりに1位になったのは、文系男子では「商社(総合)」、文系女子では「マスコミ」だった。ただ、志望業界は就活が進んでいく中で変化していくのが毎年の傾向だという。

就活の早期化が進む中、学生にとって大切なのは、業界・企業研究が不十分な状態で、安易に志望先を絞らないようにすることだ。担当者は「なるべく広い視野を持つよう心掛けてほしい。決め打ちし過ぎてしまうと、就活後半戦で手持ちの選択肢が少なくなってしまう。結果的に『不本意入社』や『早期離職』にもつながりかねない」と呼びかけている。

(ライター 加藤藍子)

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