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企業情報の探し方(上) 平均年収は有価証券報告書で 就活リポート2019(1)

日経HRコンテンツ事業部長・桜美林大学大学院非常勤講師 渡辺茂晃

2017/11/28

就活生が志望する企業の情報を調べるとき、就職情報サイトか企業のホームページを見ることが多いでしょう。ところが、就活生からは年収や離職率、残業時間など、「本当に知りたい情報はなかなか見つからない」といった声が多く聞かれます。就活をする上で必要となる情報の入手方法や正しい情報の見方などを3回に分けて紹介します。

日経HRが就活を終えた学生に実施した調査結果によると、入手したくても入手できなかった企業情報は「年収」が最も多く、「給料」「給与」なども多く挙がっており、「お金」に関する情報の入手に苦労したようです。就活サイトの企業情報ページにも初任給に関する情報はあっても、平均年収などの数字はほとんど掲載されていないのが実情です。では、どうすれば見つかるのでしょうか。

年収は有価証券報告書で

実は、上場企業であれば簡単に探すことができるのです。上場企業は事業年度ごとに業績などを開示する資料、有価証券報告書を作成し公開しています。この有価証券報告書には平均年収が記載してあり、金融庁が運営するホームページ「EDINET」や企業のホームページで閲覧可能です。EDINETなら「書類検索」ページの「書類提出者」に調べたい社名を入力し、検索すれば有価証券報告書がでてきます。企業のホームページなら「IR情報」「株主の皆様へ」などのページの中から有価証券報告書を探してください。

EDINETの検索画面
EDINETで見た有価証券報告書の目次

有価証券報告書が見つかったら、「第一部 企業情報」>「第1 企業の概況」>「5 従業員の状況」を見てください。そこに「平均年間給与」があります。これで、志望企業の年収を見つけることができるでしょう。有価証券報告書の提出企業が事業会社ではなく、ホールディングス(持ち株会社)の場合には注意が必要です。ホールディングスの従業員は平均年齢が高く、平均給与は高くなります。下にあるのはANAホールディングス有価証券報告書の従業員の状況です。従業員数150人となっており、客室乗務員やパイロットは含まれず、ホールディングスで働く管理業務をする従業員の平均年間給与が記載されています。

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