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万年筆にカッター 2018は文具バージョンアップの年 文具で振り返る2018年(納富廉邦のステーショナリー進化形)

2018/12/28

2018年を振り返り、知らないと損をする新作文具を紹介する

いよいよ2018年もあとわずか。この1年間に登場したさまざまな文房具の中から、文具を見続けてきた納富廉邦氏が注目した製品を紹介する。納富氏によれば、使い勝手を向上させた「バージョンアップ文具」が面白かった一年だったという。

◇  ◇  ◇

2018年の文房具は、派手な大ヒットはなかったものの、従来の文房具で、誰も気がついていなかった(または、みんなが思っていたけれど我慢できる範囲なので黙っていた)部分を改善して、使い勝手を向上させたという製品が目立った。昔からある文房具でも、今はその使い方が変わっているというようなものを、現在の使い方に合わせてバージョンアップしたものにも良い製品が多かったように思う。

例えば、クリアホルダーやクリアファイルをはじめとする「ファイル管理ツール」。当たり前のように使っているこの分野にも、従来の不満点を解消した、ユニークな新作が登場している。

■クリアホルダーを管理しやすく

キングジムの「カキコ」は、透明なポケットに書類を入れて後で閲覧するというクリアファイルの面倒くさい弱点を解決した上で、新たな機能も付加した製品だ。

キングジム「カキコ」。クリアファイルの便利さはそのままに、差し込む、差し替える面倒くささ、書き込むのに出し入れしなくてはいけない面倒くささを解決。600円(20ポケット。価格はメーカー希望小売価格、税別、以下同)

クリアファイルは、書類を本のようにパラパラと閲覧できて、並び順も変更できる、とても便利な製品だということは言うまでもない。だが意外に面倒なのが書類の出し入れ。中に入れた書類に書き込みたい場合にも、いちいち書類を取り出す必要がある。

「カキコ」は透明なフラップを上下に付けることで書類を挟むようになっている。書類のほとんどは外に露出しているので、ファイリングした後でも自由に書き込みができるのだ。サインが必要な書類などでも、ファイルごと渡してサインをもらうことができる。上下を挟むだけだから書類の出し入れも簡単。それでいて閲覧性は、従来のクリアファイルと変わらない。

後で書き込みが必要な書類も、クリアファイルから出し入れする必要がない

同じジャンルでは、コクヨの「クリヤーホルダーファイル<KaTaSu>」も面白い。

コクヨ「クリヤーホルダーファイル<KaTaSu>」は、クリアホルダーで書類を管理している人のための整理ツール。600円(マチ付き)

<KaTaSu>は、クリアホルダーで書類を管理するシリーズ。ふせんやラベル、ボックスなどがラインアップされているのだが、この製品は書類を挟んだクリアホルダーをファイリングして持ち歩けて、しかも閲覧もできる製品なのだ。うまいのは、クリアホルダー自体はファイルに挟むだけで良いこと。きちんとファイリングするのが面倒だからクリアホルダーで管理しているのに、それをまたファイリングさせるのでは本末転倒。気軽に使えるようにしなければ意味がない、という部分をきちんと押さえている。

クリアファイルに入れた書類を、クリアファイルごととじ込める。ファイルを差し込むだけでよい操作性の良さがすごい

クリアホルダーのように書類を整理するモノではないが、「机の中のモノを整理する」という意味では、キングジムの「かたづけマス」もいい製品だった(記事「引き出しの整理グッズ ブロック感覚でレイアウト自在」参照)。

キングジム「かたづけマス」。これなら、憧れの定位置保管を実現できる。1980円

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