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生き方

リアルコミュニケーションで幸せになる やる気スイッチを入れよう(35)

明星大学特任教授、JTBコミュニケーションデザイン ワーク・モチベーション研究所長 菊入みゆき

2018/4/3

あなたは、日々のコミュニケーションを何によって取っていますか。メールやラインでほとんどのやりとりを済ましている場合は、リアルコミュニケーションを増やした方が幸せになれ、自分の頼みも聞いてもらえます。

大学生はリアルコミュニケーションが少なめ

明星大学のキャンパス

コミュニケーション総合調査によると、大学生は、「対面で話す」コミュニケーションが60%、メールやライン、SNSなどのオンラインでのコミュニケーションが33%でした。会社員や主婦等と比べると、直接話す割合が少なく、オンラインコミュニケーションが多いことがわかりました。

しかし、コミュニケーションが楽しいと答えた人の特徴を見ると、「メールやSNSでのコミュニケーションよりも、電話や実際に会って話すほうが多い」と回答する割合が高かったのです。直接話すコミュニケーションが、楽しさと関連しているようです。

いくつかの研究で、対面で会うことはオンラインでのコミュニケーションよりも、オキシトシン等のいわゆる幸せホルモンの分泌を促し、またストレスを軽減させることがわかっています。リアルなコミュニケーションが、幸せにつながっているのです。

人は対面でのコミュニケーションを軽く見過ぎている

昨年アメリカの大学で行われた研究では、対面で何かを依頼をしたときに成功する確率は、メールでの依頼の34倍であることがわかりました。45人の協力者がそれぞれ10人ずつ、計450人に対し、あるアンケートに回答してほしいと依頼する実験が行われ、どれだけの人に受け入れられたかが分析された結果です。

ただ、メールよりも対面の方が効果的であることは、それまでの研究でもわかっていました。この研究のユニークな点は、協力者に事前に成功率を予測してもらったことです。10人のうち何人が承諾してくれるかを予想してもらったのです。すると、メールのグループも対面のグループも、ほぼ5割の成功を予測しました。10人中5人は承諾してくれるだろうと思ったわけです。しかし、結果は34倍という大きな差があることが明らかになりました。

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