この秋は「逆算」してなりたい自分に近づこうやる気スイッチを入れよう(30)

明星大学特任教授、JTBコミュニケーションデザイン ワーク・モチベーション研究所長 菊入みゆき

明星大学特任教授、JTBコミュニケーションデザイン ワーク・モチベーション研究所長 菊入みゆき
2017/9/6

夏休みを、なんとなくふわふわと過ごしてしまった、という人も多いのではないでしょうか。自分が何を目指しているのかわかっていないと、この先の学生生活も、そうやってふわふわと過ごし、なんとなく終わってしまうかもしれません。

この秋は、なりたい自分への一歩を踏み出しましょう。

未来から逆算して、この秋にやることを考える

将来の計画を立てるとき、普通は、現在を基準に考えます。「今の自分の性格や能力を考えると、こういう仕事をして、こんな趣味を持って」と、今の視点で未来を見ます。これを、フォアキャスティングといいます。しかし、なりたい自分になるには、未来の理想の姿をイメージして、そこから逆算するバックキャスティングの思考が有効です。

ここでは、バックキャスティングをした上で、この秋を充実させる方法を考えてみましょう。

次の4つのステップを踏むとうまくいきます。

第1ステップ:理想の状態をイメージする

第2ステップ:未来の自分から今を見る

第3ステップ:具体的な目標を文章にする

第4ステップ:すぐにできることを行動に移す

来年の今頃は、どんな自分でいたいか

第1ステップで、理想の状態をイメージします。ここでは、1年後にどんな自分でいたいかを考えましょう。今の年齢に1才足して、●●才の自分を思い描きます。そして具体的に、来年の9月●日の午後、何をしているかを想像します。

大島さん(仮名、大学3年、女性)は、次のようなイメージを描きました。

就活が終わって、第一志望に内定している。家族や友達も内定を喜んでくれている。

ボランティア活動や就活で友達が増え、楽しく交流している。

卒論は大変だが、順調に進み、単位も問題がない。

すべてがうまくいき、不安やストレスがなく、楽しそうです。ぜひ、この状態を実現したいですね。

1年後の自分になって、1年を振り返る

第2ステップが、まさにバックキャスティングの部分です。1年後の理想の自分が、この1年を振り返ったとすると、どんなことを言うでしょうか。

大島さんが、1年後の自分になって、考えてみました。

「3年の冬からインターンシップに何社か行って、就活も余裕を持ってできたのが、内定につながった」

「就活に必要なTOEICの点数を1年で上げられたので、有利だった」

「3年で十分な単位を取っていたので、4年は就活や卒論に集中できた。就活を早めに終わらせたので、アルバイトや旅行ができた」

なりたい自分になるための要素がリストアップされています。

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