manmaを通して、コンセプトを問いかける経験を
これからの女子キャリと生き方(35)
こんにちは。manmaの新居 日南恵(におり ひなえ)です。前回に引き続き、manmaを支えてくれているメンバーについてみなさんにご紹介させていただきます。manmaは4年前に学生の任意団体として立ち上がり、1年前に株式会社化しました。メンバーは、大学生、社会人、ママさんと多岐にわたっています。学業や仕事と両立しながら、自律的にコミットしてくれる人たちによって支えられている組織です。
今回は、大学3年生の時にmanmaに参画した、ゆりえさんについてご紹介します。
家族留学の参加者としての、manmaとの出会い
ゆりえさんがmanmaのメンバーになったのは、2017年の2月。大学卒業まで、1年以上に渡ってmanmaの経理・法務の担当者として活躍していました。
そんなゆりえさんがmanmaを知ったきっかけは、知人のつながり。 manmaの立ち上げメンバーが知り合いであったことから、存在を知ることになります。「本格的に興味を持ったのは、高校時代に塾が一緒だった友人(manma副代表の青木)がmanmaのメンバーになったのを知った時でした。 家族留学という取り組みについてSNSで広報しているのをみて、自分も参加したいと思い、まず応募してみました」
そして、家族留学に参加者として、数回に渡って参加。「自分の家族以外の親の像や家庭環境の具体的なイメージを目にすることができました。そのなかで、『結婚』『出産』と言った、漠然としているがいずれ考えなければならない時期が訪れるのであろう事柄に対して、自分なりのライフプランを前向きに考えることができるようになりました」
コンセプトへの共感で運営側への参画を決意
家族留学の魅力を体験する中で、次は運営側として参加することを決めます。ゆりえさんが参加を決めるきっかけになったのは、コンセプトへの共感であったと言います。「親と子が安心して心豊かな家庭生活を送ることができるように、というコンセプトに惹かれました」「そのために、将来の家族を作る私たちの世代にアプローチし、家族を持つことに対して主体的に考えることができる空間を提供するという事業にも共感しました」
結婚や出産といったライフステージに漠然とした不安を抱えている同世代の人たちにも知ってほしい。そして社会全体でもっと親と子の関係や、家族というものの見過ごされがちな重みを分かち合いたいという思いから、運営側としてmanmaでの活動を始めます。
想像していたよりも、manmaが理想とする社会像に共感してくださる方が多いこと、家族への注目度や問題意識が高いことに驚いたと話します。また、コンセプトを問いかける側になって初めて、反響を感じながら自分自身でも考えを深めていくことができたそうです。
「自分では気がつくことができなかった視点や考え方をいただき、とても勉強になる日々でした。そして、たくさんの素敵なご家族とも出会うことができました。それぞれのご家庭から得られる異なる観点の情報は一つ一つ新鮮で、ひとくくりにできない『家族』という組織の奥深さを学びました」
やりたいことのある自律的な人がmanma向き
そんなゆりえさんは、自律的な人がmanmaに向いているのではと話します。メンバーはいつも10名以下と、少数精鋭組織であるmanma。一人一人に求められる力量が大きい分、「これをしたい」という強い思いがあれば自分が思うような形を作り上げることができます。指示を待って、定型的な仕事をする人よりも、自ら問いかけたいことがあり、自律的に取り組める人が向いているのかもしれません。
そんなゆりえさんも、株式会社化したばかりのmanmaの経理・法務を担当。何もないところから、専門家に話を聞いたり、自身で調べ物をしたりする中で、会社としての形を整えていきました。責任がある範囲の中で、自分で考えて、形にしていく力のある人。そして、そのためには自分の考えや思いを相手に共有して巻き込んでいく力が求められます。ゆりえさんは、manmaについて「和気藹々とした雰囲気がある一方で、活動に対してはシビアに全力投球でぶつかっていく強さがあると思います」と話してくれました。
◯週3時間から、オンラインでの対応も可能です。
◯若手社会人、子育て中の方、学生さんのインターンいずれも受け付けておりますので、
ぜひご応募ください。
<申し込みはこちら>
http://manma.co/recruit/
(この連載は今回で終了します)
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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