小ぶりで控えめが職場にマッチする、という心理
3番と同様にバランスの取れた仕事向けのアクセサリーが、「好き」が3位「着けたい」4位の12番。3番と12番の共通点は、黒のビーズと透明な石を、全体を短めに抑えた中でミックスさせている点だ。
トレンドの円形ベースに小ぶりな石とガラスが連なる2番も「着けたい」で3位と健闘した。
やはり、職場では華やかさを残しつつも、できるだけさりげなくという心理が働いているのが見て取れる。今回のコンテストの優秀賞は、2番、3番、12番の3点に決まった。
一方、残念ながら会員からの支持が低かったのが、大ぶりの羽や木製の輪っかがついた作品。全体的に黒いトーンで統一されていることもあり、「カジュアルな格好にはいいけど、仕事ではちょっと……」という声が聞こえてきそうだ。
とはいえ、どこまでがNGでどこからがよいのか、実際のシーンでは迷うところだろう。次回以降、職業や年代、地域などの切り口でさらに「好み」の傾向を深掘りしていく。
monomy(モノミー)は、ユーザーがスマホ上で1600点以上のパーツから組み合わせ、ピアス、イヤリング、ネックレスなど自分のオリジナルアクセサリーを自由にデザインできるアプリ。fun upが開発し、2016年夏に正式にリリースした。デザインしたアクセサリーはアプリ上のマイページにアップされ、アプリ内のタイムラインにも流れる。自分がデザインしたアクセサリーを注文して購入したり、ほかの人の作品を買ったりすることもできる。既に120万点以上のアクセサリーが生み出されている。
日経ウーマノミクス・プロジェクトは、日本経済新聞社がグループ全体として女性の社会参画を応援する活動の総称。会員数は約20万人。会員登録(無料)をすれば、仕事やプライベートに役立つセミナーや交流会に優先参加できる。プレゼントつきアンケートなどを通じて会員の声を常に活動に反映させている。
(桜井陽)