ボーナスで買いたい「温活家電」 温めて美肌・快眠を
冬、健康のためにも、美容のためにも大切なのが、体を温めて血流をよくする「温活」です。今注目されているのは、肌や頭などの冷えを解消するための家電や、心までぬくぬく温めてくれる癒やし効果のある暖房器具。そんなぬくもりを感じられる最新の家電で、少しだけぜいたくな温活をしてみませんか。寒さや冷えを解消すれば、代謝もアップし、免疫力も高まるといわれています。この冬は、温活家電で不調知らずのツヤめき女性を目指しましょう。
ホットタオルで包まれながらヘッドスパ体験「ルルド リフトケア」
寒いと筋肉がこわばって、コリやすくなります。そして意外と気がつきにくいのが頭。頭部がこっていると額にシワができたり、顔がむくんで見えることも。そんなときに自宅でヘッドスパのようなケアができる家電があります。それが「ルルド リフトケア」。
頭をヒーターで温めながら、頭部を包みこむように配置された上下2段構造のエアバッグで、頭皮をギュッとつかんで持ち上げてストレッチさせる、ヘッドスパの手技を再現しているんです。コースは3つ。フェイス周りのこわばりをやわらげる「リフトストレッチコース」、リズミカルに頭をほぐす「リフレッシュコース」、頭全体を集中的に指圧する「スカルプケアコース」。さらに、首元に巻くことも可能で、冷えやすい首周りをじんわりと温めてくれます。まるでホットタオルに包み込まれるようなリラックス気分に浸れます。寒さが厳しい日や、頭をたくさん使って仕事をがんばった日の夜はこれで温活しましょう。
頭全体を温かく包み込むだけでこんなにも気持ちいいものなのかと思いました。エアバッグはしっかりとつかんで頭皮をほぐしていくので、目元までスッキリした気分になれます。何よりも自宅でヘッドスパが簡単にできるのがうれしいですね。
【商品データ】ヒーター最高温度50度、タイマーは約10分で自動オフ。エアバッグの強さは弱中強の3段階、ヒーターオフも可能、カバーは取りはずして洗濯OK。
自分へのご褒美に人気 モッチリ肌を目指す「スチーマー ナノケア」
美容家電といえば、スチーマーを思い浮かべる人も多いと思います。空気が乾燥している寒い冬にこそスチーマーを活用したいとき。数あるスチーマーのなかでも、パナソニックの「スチーマー ナノケア EH-SA99」は機能が充実していて人気です。
これは、ナノサイズの温スチームと冷ミストを交互に出すことで、弾力がありキメの整った肌にするというもの。しかも、本体には2カ所スチーム口があり、ダブルで出てくるので顔全体を包み込むようにまんべんなくスチームやミストがいきわたるのです。
コースは7つ。クレンジング前にメークをゆるめるための温スチームだけの「クレンジングコース」(約3分)から、温スチームと冷ミストを交互に出すことでツヤツヤの肌にする「クリア肌」コース(約13分30秒)まで充実。温スチームは程よい温かさ、冷ミストはドキッとするような冷たさがあり、1回の使用でも肌が引き締まるのが感じられそう。スチームもミストもたっぷり出てくるので満足感もあります。
約13分30秒の「クリア肌」コースを体験。最初に温スチームが約6分続き、肌全体が温まって気持ちいい。そして、こわばっていた表情筋がほぐれてきたかなと思ったころに、冷たいミストに切り替わってびっくり。切り替わり方がはっきりしているので肌がしゃきっと引き締まる印象です。
【商品データ】お試し用のアロマタブレット(真正ラベンダー)が2個付属。コースは7種類から選択。
怪しげな仮面風の正体は「クマ」を撃退するスチーマー 「ブースターマスク」
一見、鉄仮面のようですが、一度使用するとファンになる人が多いと話題のパナソニックビューティ「プレミアム」シリーズの「ブースターマスク」。この形は、5000人の顔のデータを収集して日本人女性に最適な顔のサイズを研究して作り上げたマスク。スタンドで温めて顔にあてると、目に見えないほどの細かい温スチームが出て肌のこわばりをゆるめます。
おすすめの使い方は、朝の洗顔後。化粧水などを塗る前にこれで肌を温めると化粧水の浸透率がまるで違うと評判。さらに、シートパックをして、ブースターマスクをあてると、エステでトリートメントを受けたようなしっとりとした肌に仕上がります。特に目元のクマは使い続けると薄くなる効果も期待できるそうです。パナソニックには、目元用のスチーマーや顔全体用のスチーマーがありますが、その両方の良さを融合させてしまったのがこのマスク。少し高額ですが、両方の効果を期待したい人は試してみてもいいかもしれません。
マスクは窮屈でもなく、大きすぎない絶妙な形で感動しました。マスク中はほんのりと温かさを感じる程度で、マスクをはずしても顔がスチームでぬれていないので不安でしたが、使用後、肌に触れるとしっとり吸い付くような感触に変化していました。寒い冬の朝には強い味方になりそうです。
【商品データ】温度はHIGH、MED、LOWの3段階に調節可能。温め完了まで約3分、ブザーで知らせてくれる。
年齢が出やすいデコルテと手をケアできる「ハンド&デコルテ モイスチャー」
乾燥や年齢が出やすいといわれるのが、手やデコルテ。特に冷えは大敵です。いつまでも若々しくいたいと願う女性なら、手とデコルテの温活を丁寧にしましょう。
ルルドの「ハンド&デコルテ モイスチャー」は、手を差し込むのにちょうどピッタリサイズの卵形のデザインで、カバー付き。本体奥にあるダイヤルをハンドモードにしてカバーをした状態だと手に、ダイヤルをデコルテモードにしてカバーを少し上げるとデコルテにスチームがあたるようになっています。さらに、カバーを全開にすればパーソナル加湿器に、手前のくぼみにアロマエッセンスをたらすとアロマディフューザーにもなる、1台で何役もこなすスグレモノ。
温度とミストはそれぞれLOとHIの2段階に調節可能。「温ミスト」にすると、約15分でタイマーがオフになる安心設計。ほかに冷ミストも可能。毎日気分にあわせて4種類の使い方ができるので、冬の温活には最適です。
最初は温かいスチームが出るまで少し時間がかかりますが、顔からデコルテまでポカポカになるのでスパ気分が味わえます。また、カバーの下には、手のひらが載る突起付きのプレートがあり、手の保湿ケアをしながらツボも刺激できるのはうれしいポイント。
【商品データ】スチーマー、パーソナル加湿器、アロマディフューザーの3役、タイマーはミスト機能時約15分、加湿機能時約1時間で自動オフ。
医療機器メーカー開発、肌内部まで温めスッキリなめらか肌に 「NEWAリフト プラス」
冬、外を歩いていると肌は冷え切って、表情がこわばってしまうことも。冷え切ったままだとツヤもなくなり、疲れた表情に見えてしまいます。そんな肌をケアする家電として、プロのヘアメークアーティストなどの間で注目されているのが、「NEWA(ニューア)リフト プラス」。これは、肌を温めながらケアして肌を引き締め、シワやたるみを予防するもの。
イスラエルの医療機器メーカーEndyMed Medical(エンディメッド メディカル)社が開発した、サブマイクロ波を用いた本格的なホームケアマシンで、医師によって安全性も確認されています。まさに、自宅で美容医療に近いケアができるのです。うれしいのは、顔の半分ずつのケアがわずか4分ということ。肌に電極をあててケアしていると、4分後に自動停止するのでやりすぎてしまう心配もなし。肌が温まって血行もよくなり、ツヤツヤでスッキリとした顔になれるのはなにより。一度使うと手放せなくなりそうです。
使い方は、専用のジェルを電極にのせて、肌にあててらせん状にクルクル円を描いていくだけ。徐々に温かさを感じるくらいの温度なので、最初は物足りなかったのですが、4分後、肌が思いのほかポカポカしていて驚きました。ハリが出てくるので、ほうれい線にも効果がありそうです。
【商品データ】専用アップジェル、充電プラグ、保管用ポーチ付き。コードレスタイプ。1日おきの使用を推奨。看護師に相談できるサポートシステムもあり。
一度包まったら出られない、もふもふ感触がたまらない「ごろ寝マット」
こたつほど大げさにしなくても、ぬくぬくと温まりたいときに便利なのが「ごろ寝マット」。コイズミのごろ寝マットは、毛布と、抱き枕としても使える大きなクッション付きのうえ、すべてを一緒にクルクルと巻いて収納できるので、使いたいときだけ出せるのが便利です。しかも毛布とクッションは本体にスナップで留められるので、昼寝をしている間にクッションがどこかにいってしまって首が痛くなったり、毛布がずれて寒くなったりする心配もありません。
そして、本体は温度調節ができるヒーター付き。温度は弱中強の3段階があり、ダニ退治機能もあるなど、昼寝用なのに機能は満載。そのまま熟睡してしまっても、ヒーターは8時間で自動的にオフになるので安全面でも心配はありません。ただし、あまりにも肌触りがよくて離れられなくなる危険性はあるかも。これに包まってゴロゴロする休日があってもいいですね。
本体の長さが約172cmあり、長身の人でもOK。なんといっても肌触りのよさにはまります。もふもふな感触に包まれていると何もしたくなくなる気持ちになります。寒くてなかなか寝付けないという人でもスーッと熟睡できそう。ヒーターは弱でも十分。
【商品データ】温度調節は弱中強の3段階、コントローラーは取りはずし可能。本体と毛布は洗濯可能。本体約172×75cm、毛布約150×100cm、クッション約18×80cm、8時間自動オフ
気温の変化に敏感に対応、壁や天井まで暖かい「マルチダイナミックヒーター」
日本の冬は乾燥しているので、空間を暖めるとなおさら乾燥してしまい、加湿器が欠かせなくなっている人も多いのではないでしょうか。ファンヒーターやエアコンの気まぐれな風を受けたくないと思うことも。そんな人におすすめなのがオイルヒーター。温風タイプではないので肌や喉が乾燥しにくいのが一番の特徴。さらに、燃料補充の心配も無用。そして、最新型では、微妙な気温の変化にも対応して、ずっと一定の温度をキープする機能まであるのです。それが、デロンギの「マルチダイナミックヒーター」。
気温のわずかな変化を敏感に察知して、内蔵された5つのモジュールを32通りの組み合わせで秒単位でコントロールする賢い機能を搭載。なんと、設定した温度のプラス・マイナス1度の範囲でキープするのです。部屋を暖めすぎることがないので、電気代も抑えられ、従来の製品よりも約63%も節約できるのだとか。さらにオイルヒーターの弱点だった部屋が暖まるまでの時間も大幅に短縮。従来のものより2倍のスピードで室内を暖めてくれます。
もちろん、最新機種はWi-Fi対応。Siriに話しかけるとヒーターのスイッチがオンになったり、外出中に温度や電力を調節するなども可能。この冬はいつも暖かな部屋で過ごせるのでは。
【商品データ】5段階切り替え、1500W、10~13畳対応、Wi-Fi対応、クリックノブ、チャイルドロック、リモコン付き、24時間デジタルタイマー
揺らめく炎に癒やされる「暖炉型ファンヒーター」
揺らめく炎を見つめていると、体が温まるだけではなくて心までほんわかと和むような気がします。不規則な炎のゆらぎは、「1/fゆらぎ」といわれ、人に心地よさを感じさせるもの。最近では「炎セラピー」という言葉があるほど、癒やし効果が実証されているようです。暖炉に憧れるのは、そんな癒やし効果を感じるからなのかもしれません。
とはいっても、暖炉を設けるのは大変。そこで、ここ数年増えてきたのが、暖炉型の暖房器具。ヒロコーポレーションの「暖炉型ファンヒーター」は、600Wと1200Wの2段階の運転切り替えができて暖房としても十分な機能があるうえ、ヒーターとイルミネーションが別々に稼働することで、本物の暖炉のような気分も体感できます。扉が開閉できるのもちょっとうれしいですね。間接照明だけにして、炎の揺らぎを楽しむ、大人の時間の過ごし方ができそうです。体が温まり、心まで癒やすぜいたくな温活はいかがでしょう。
【商品データ】サイズはW404xH550xD270mm、600Wと1200Wの2段階の運転切り替え、本体が熱くなりすぎないように制御する温度過昇防止器搭載
(ライター 広瀬敬代)
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