勘違い掃除が病原をまき散らす 病気にならない清掃術病院の掃除指導30年の専門家に学ぶ(上)

日経おとなのOFF

フローリングの床を掃除するときに、フローリングワイパーを素早く動かすのもNG。「時短を目指して急ぐ人が多いようですが、ホコリは、人間の体が動いたときに起こる風によっても飛散します。急いだ分、体が激しく動き、風が強まって、ホコリが多く舞ってしまうのです」

ホコリを掃除するときは、ホコリを舞い上げないよう、「ゆっくり動く」が鉄則だ。

ぬれた雑巾でホコリを拭くのはNG

さらに、ぬれた雑巾でホコリを拭くのも勘違い掃除。「しっかり取れると思うのかもしれませんが、ホコリを床に塗り広げているだけ。乾いた汚れは、乾いたシート、クロスで取るのが正解なのです」

【掃除機を使うなら、
排気口の位置が高く、コードレスの機種で】

掃除機の難点は排気がホコリを飛散させること。排気口が床に近いと床のホコリを舞い上げるから、排気口の位置が高いスティック型のほうがお薦め。また、床をはうコードの動きもホコリを舞い上げる要因。コードレス掃除機を選びたい。排気口が床に近いロボット掃除機を使うなら、ホコリがたまる場所はフローリングワイパーで拭こう。

(文 中村陽子、イラスト 二階堂ちはる)

松本忠男さん
医療環境管理士。プラナ代表取締役。亀田総合病院グループの清掃管理者を経て独立。病院清掃の現場で体得したノウハウをもとに医療、介護施設などで掃除指導を行う。著書に『図解 健康になりたければ家の掃除を変えなさい』(扶桑社)など。

[日経おとなのOFF 2018年12月号記事を再構成]

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