ゆりかもめ新車両 小さな車両に工夫がぎっしり南田裕介の変わる「鉄」を見にいく

南田 新車の匂いがするなぁ! (前方に進んで)わぁ! 運転台だ! これを見れるのはスクープじゃないですか!!!

平山 通常、運転台のカバーは閉じられ、内装に溶け込むデザインですもんね。

人気の先頭座席の前面に運転台が隠れている

南田 (運転台を凝視しながら)ゆりかもめの運転台を直視するのは初めてです! カラー液晶の2画面にタッチパネル機能か……。

清水 よろしければ、運転台に座ってみてください。

南田 いいんですか! (運転台に座り操作ボタン等を眺めて)これはドアの開閉ボタンですか。

清水 はい、手動で開けるときはそこで操作します。

南田 こ、これは警笛ですか! 

清水 思いきり押しちゃってください(笑)。うちの車両は音量が大きくないから、そううるさくないので。

興味津々で、警笛を慎重に押す南田さん。続きは動画で

南田 (押して、ファァァァァァ~ン♪) いい音~♪ 音色からして……電(子)笛ですよね。空(気)笛はあります?

清水 電子笛だけです。

平山 警笛が電子音か空気音か。気にしたことないです……。

南田 電子笛(電子警笛)と空気笛(タイフォンホイッスル)が2つ搭載されているところが多いんですよ。

平山 ゆりかもめは基本的に無人運転ですよね? 有人運転はどんなときに行うんですか?

清水 故障等で自動運転が出来なくなったときや震災など、トラブルが発生したケースが想定されます。万が一のときは、運転士がお客さまを安全に隣駅等までお運びいたします。

平山 南田さん、ゆりかもめに運転士さんが座っている場面を見たことはあります?

南田 僕は運転士さんが座っているゆりかもめに2回乗ったことがあるんですよ! イレギュラーなことだから、あんまりじろじろ見ると運転士さんに悪いかなと細かな様子は直視できなかったんだけど(笑)。あれ? 先頭車の前面ガラスが広がりました?

清水 先頭車の前面窓ガラスを大型化したのは、7300系からです。足元までガラス面(透明)にして視界が良くなりました。小さいお子さんでも前方を見渡せるように工夫しています。

「ゆりかもめに乗るときは先頭席を狙うんですが、だいたい先客がいるんですよね」(南田)

平山 7300系を受け継いでいる点では「オールロングシート」もですよね。

ゆりかもめから消えるクロスシート

7500系の導入により、写真のような対面して座るクロスシートがある車両は順次なくなっていくことになる

南田 僕にとってゆりかもめといえば、98年にホリプロに入社して「フジテレビに行く都会&未来の乗り物」。当時の7000系はオールクロスシート(対面して座るシート)だったから、すべてロングシートはちょっと寂しいんだよなぁ。

清水 ご利用してくださるお客さまが増え、オールロングシートにして乗り降りの流れを改善して、輸送力を大幅にアップさせました。7500系車両を7200系車両と順次置き換える形で、運行の主力は移っていく予定です。

車内はオールロングシート。優先席は1編成に合計10カ所。車いすスペースは2~5号車に各1カ所、合計4カ所ある

平山 えっ、じゃあ7200系はもう乗れなくなる? 私にとってのゆりかもめは、東京観光で乗った7200系の「クロスシート+ロングシートのタイプ」です。

南田 新車両が増備されて旧車両の編成が段階的に減っていくのは宿命なんですよ。変わって無くなっていくものへの惜別と、便利で快適が増す進化と。鉄道の栄枯盛衰、そこに「わび、さび」があるんですよねえ(しみじみと)。

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