外資系「ブティックホテル」 続々と地方へ進出

日経トレンディ

【インタビュー】和のテイストで外資系と差別化~UDS会長・梶原文生氏

梶原文生UDS会長。東北大学工学部建築学科卒。92年、建築コンサルティング会社の都市デザインシステム(現UDS)を設立。建築・不動産事業から商業施設、ホテルの企画・運営へと事業を拡大している

――古い建物をリノベーションしたホテルや、宿泊者と地元の人の交流を生み出すホステルなど、個性的な施設を生み出してきました。

19年春に東京・新宿にオープンする「ONSEN RYOKAN YUEN SHINJUKU」は、入り口は和風の平屋建てですが、奥に高層棟がある「新しい旅館」。部屋には靴を脱げる小上がりを設けます。露天風呂を設けますので、部屋にはシャワーだけのコンパクトな造りに。そのぶん、ビジネスホテル並みの価格設定にします。別の場所での展開も検討していきたいと考えています。

――19年4月に東京・銀座に開業する「MUJI HOTEL GINZA」の企画・運営も手がけます。

無印良品のインテリアを入れて、「MUJI」の看板を付けるだけではありません。無印良品の概念をどう反映させるのか、良品計画と議論して進めています。例えばバスタブは無印良品にないので、同社監修のもと、我々がデザイン。無印良品で売られているアイテムの体験の場でもあり、商品開発の場でもあります。

ホテルには非日常感が不可欠ですが、ゴージャスなのは世界観に合いません。難しい挑戦ですが、無印良品の日常感を残しつつ、わくわくできる空間づくりを目指しています。

UDSが18年に中国・北京にオープンさせた「MUJI HOTEL BEIJING」。壁際に長く伸びた机やバスタブはUDSのオリジナルデザインだ。(画像提供:良品計画)

[日経トレンディ2019年1月号の記事を再構成]

日経トレンディ 2019年 1 月号

著者 :
出版 : 日経BP社
価格 : 650円 (税込み)


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