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著者に聞く 仕事の風景

東大卒マジシャンが指南 マジックを仕事に生かすタネ 「世界が認めた東大卒マジシャンが教える 不可能を可能にする超仕事術」 入江田翔太氏

2018/12/5

カードマジックを披露する入江田翔太氏

東京大学卒のプロマジシャン、入江田翔太氏は若くして世界大会で優勝した実力の持ち主だ。著書「世界が認めた東大卒マジシャンが教える 不可能を可能にする超仕事術」(KADOKAWA)では、ビジネスにも応用できるマジックのエッセンスを紹介した。マジックの技術や発想を仕事に生かす方法を聞いた。

■マジックは「心を操る」

一般にマジックの命は目をひく仕掛けや凝った演出にあると思いがちだ。特にイリュージョンと呼ばれる大仕掛けのネタは、マジックの華でもある。しかし、入江田氏は「マジックの基本は心理的コントロール。心の動きや認知をデザインすることだ」と話す。どんな仕掛けも、そのためにあるという。

30分間程度のショーで観客の気持ちを盛り上げ、揺さぶっていくには、ストーリーの構成が必要だ。スパイスになっているのは驚きの要素。効果的なサプライズを引き出す伏線を用意し、興味から驚き、感嘆へと至るカスタマージャーニーを組み上げていく。入江田氏は「消費者や取引先との向き合い方にも通じる要素がある」とみる。

ショーに備えるマジシャンの姿勢は、プレゼンテーションや商談に生かせそうだ。マジシャンは常に手技を磨き、道具が体になじむまで練習を重ねる。「手元を見ないで動作をこなすのが大事。視線を観客に向ければ、気持ちを操りやすくなる」(入江田氏)からだ。プレゼンや商談で手元の資料を読み上げているようでは、アイコンタクトがおろそかになり、説得力も落ちてしまうだろう。事前の準備が大切というわけだ。

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