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コンサート動員力 1位は東方神起、女性は安室奈美恵

日経エンタテインメント!

2018/12/11

一方、ガールズグループで、17年に引き続きトップになったのは11位の乃木坂46。7月6日から8日の3日間行われた6度目のバースデーライブは、明治神宮野球場と秩父宮ラグビー場の2会場を同時使用する、前代未聞のものとなった。それに続いたのは20位のももいろクローバーZ。結成10周年となる18年は1月に有安杏果が卒業したものの、5月には4人で初の東京ドーム公演を2デイズ行った。28位にはAqoursもランクイン。アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場するスクールアイドルの声優たちによるユニットで、11月には初の東京ドーム公演を2日間行った。

また、K-POPでも動員力を高める女性グループが登場。17年日本デビューし、『NHK紅白歌合戦』に初出場したTWICEが50位にランクイン。14年にトップ50入りした少女時代以来のK-POP女性アーティストとなった。また50位圏外ではあるが、BLACKPINKも12月に京セラドーム大阪公演を開催するなど、再燃する韓流ブームの広がりを感じさせる結果となった。

■バンドは中堅がドーム進出

世代交代が進んでいるという点ではバンド勢は比較的堅調だ。ベテランを脅かす、デビューから10年強の中堅アーティストがドームに進出を果たしている。ONE OK ROCK(16位)は4大ドームツアー、back number(24位)は3大ドームツアーと、初のドーム公演を行い、B'zに続いた。「ワールドツアーを頻繁に行うONE OK ROCKと、泣きメロで女性ファンも多いback numberという、強い個性が彼らをドームにまで押し上げた」(笹井氏)と分析する。

一方、若い世代の台頭が遅れているのはソロアーティストたちだ。女性ソロアーティストでは、1998年のデビューから20年を迎えた浜崎あゆみ(39位)、椎名林檎(46位)、宇多田ヒカル(47位)の3人の歌姫がそれぞれ積極的にツアーを開催。他にランクインしたのは、アニソン界のクイーンとして君臨し続ける水樹奈々(38位)や、ベテランの松任谷由実(45位)。キャリアが一番短いアーティストは、07年デビューの西野カナ(40位)となる。

男性の場合は、ボーイズグループに所属しながらソロでも活動するアーティストの初ランクインが続いた。AAAのNissy(29位)こと、西島隆弘がアリーナツアーに加え、東京と大阪で初のドーム公演を実施。三代目J Soul Brothersの登坂広臣(26位)と今市隆二(34位)も、初の全国アリーアツアーを開催している。しかし、“ソロ専業”のアーティストは小田和正(13位)などベテラン勢のみという結果になっている。

調査基準
●2018年1月1日~12月31日までの、主要アーティストの単独公演をピックアップ。各会場のチケットが完売したと仮定し、弊誌が設定した収容人数を合計して、「コンサート動員力」とした。
●上記期間に開かれる有料の国内単独歌唱公演が対象。複数アーティストが出演する公演(ゲスト・前座は除く)やフェス、握手会、学園祭などは対象外とした。
●歌唱がメインのファンクラブイベント(有料)はカウントする。
●「めざましライブ」のようなパスポート付のコンサートはカウントの対象としない。
●台風などでキャンセルとなった公演はカウントから外した。
●10月中旬時点で公式発表されていない公演は含まない。

(ライター 中桐基善)

[日経エンタテインメント! 2018年12月号の記事を再構成]

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