働き方・学び方

かかわると面倒くさい人

厄介な同僚の独りよがりな正義感 衝動に潜む劣等感 タイプ5・劣等感を隠しもつヒーロー

2018/12/4

画像はイメージ =PIXTA

かかわると面倒くさい人はどこにでもいる。心理学者の榎本博明氏はその著書「かかわると面倒くさい人」(日経プレミアシリーズ)で、「何とかうまくかわす術を身につければ、心のエネルギーを吸い取られずにすむ」とアドバイスする。そのためにはまず「行動パターンやその背後で作動している心理メカニズムを知ることが必要だ」という。そこで、私たちの身の回りでよく見かける典型的な面倒くさい人10タイプを、同書から紹介する。

◇    ◇    ◇

ネット時代になって目立つのが、独りよがりの正義感を振りかざす行為だ。

自分なりの正義感からみて、落ち度があると思われる出来事があると、「許せない!」といった感じで攻撃する。

たとえば、消防団員が消防車を店の駐車場に止め、制服のまま食事しているのを見つけると、

「勤務中に食事をするのはけしからん」

「消防車を私用に使うのは許されないことだ」

「これは市民の税金の無駄遣いだ」

などと非難する。

お米のイメージガール募集のチラシに、「色白でスタイルの良い方募集」といった表現を見つけると、

「女は色白でないといけないのか、差別だ」

「色白でない女性を見下している」

などと批判する。

うどんを食べる習慣を広めるために販売する予定だった「うどんかるた」の中に、「強いコシ 色白太目 まるで妻」という句を見つけると、

「妻をバカにしている」

としてクレームをつける。

どれも実際にあったクレームだ。いずれも自分なりの正義感に駆られた行動なのだろうが、あまりに一方的で、相手の立場に対する想像力が欠けている。

忙しい勤務の合間に制服を着替える暇もなく食事をとっていることに対する理解があってもよいだろう。米だから色白を求めただけで、べつに女性は色白でないといけないなどと言っていないし、別の商品だったら小麦色の肌をした女性を募集したかもしれない。ユーモア精神で妻を引き合いに出したことに対して、「やあね」と笑う妻はたくさんいても、これで傷つく妻がどれほどいるだろうか。

■口癖は「絶対」「あり得ない」

この種のクレームに多くの団体は非常に神経質になっているが、こうしたタイプが社内にいると、ほんとうに厄介なことになる。

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