CMOへの道は? 「花形」ばかりでないマーケター「マーケティングの仕事と年収のリアル」 山口義宏氏

大手の事業会社ではマーケティングに関連する上級職ポストを設けるところが増える傾向にあり、CMOとまでいかなくとも、「ブランドマネジャー」といったポストを設けるところは珍しくなくなっているようだ。「特にマーケティング担当の重要ポストについては、その働きが業績に直結するという認識も広まっており、キャリアパスの見通しは少しずつよくなってきた」(山口氏)

マーケティングの重要性が経営トップに理解されるようになり、「マーケティング的な発想で企業や商品・サービスのバリューを高める取り組みに積極的な大手企業も増えつつある」(山口氏)。マーケティングの思考やセンスを経営資産と位置づける動きも強まりそうで、そうした人材を獲得する方法について山口氏が相談を受ける事例も多くなってきたという。

なかでも狙い目といえそうなのは、デジタル分野でのマーケティングのようだ。テレビCMや従来型キャンペーンなどの手法とは性質も表現手法も異なるので、「デジタルマーケティング専門責任者」のようなポジションを確立しやすい。ユニークユーザー数や「いいね!」カウントのような形で効果を数値で示しやすいのもデジタルの強みだ。山口氏は「専門性を生かしながら、ポストと報酬を上げていく新たなキャリアパスになりつつある」とみている。

山口義宏
ブランドマーケティング領域の支援に特化した戦略コンサルティングファーム「インサイトフォース」代表取締役。大手企業を中心に100社以上の戦略コンサルティングを手掛けてきた。著書に「デジタル時代の基礎知識 『ブランディング』」(翔泳社)など。

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